2005年2月16日に京都議定書が発効され、温暖化対策について具体的な検討が求められている。 さらに、2012年以降の国際的枠組みに関する議論(ポスト京都)が11月末からモントリオールで行われるCOP11/ MOP1で開始される。 これらを踏まえ、中長期的視点に立ったわが国の温暖化対策のあり方について検討を進める必要がある。 1) 第2期科学技術基本計画期間において、総合科学技術会議は各省・各機関の温暖化研究活動を総括した温暖化研究イニシャティブを進めてきた。 また、現在ワーキンググループを組織してわが国の温暖化対策技術研究の全容とそれに対する国の研究開発投資のあり方について集中的に調査研究を進めており、これらについて報告する。 2) イニシャティブのもとで、2050や2100年といった中長期を視野にいれた温暖化対策シナリオ研究が進められている。 本シンポジウムでは、その代表的な研究グループによる研究成果報告から低炭素社会を実現させるための課題を抽出し、中長期温暖化対策研究を進めて行く上で、今後何が必要かを議論する。
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