The Third Workshop on Material Clcles and Waste Management in Asia
第3回アジア地域における資源循環・廃棄物管理に関するワークショップ
(NIES E-waste Workshop) の開催について (お知らせ)


平成16年11月17日(水)
独立行政法人国立環境研究所
循環型社会形成推進・廃棄物研究センター
センター長 酒井 伸一
循環型社会形成システム研究室長   森口 祐一  
担当:事務局 寺園 淳 (029-850-2372)
  木野 修宏

要 旨
 近年は日本から様々な循環資源(使用済み製品や廃棄物)の輸出が増加するなど、国際的な資源循環の流れが活発化していることから、国際的な循環に対する国内・国際双方のルール作りの必要性が高まっています。 また、アジア諸国においてはリサイクル・廃棄物処理システムの整備が必要な地域が多くありますが、先進的な技術・制度を導入している国の経験を生かしながら、各国・地域において3Rの考え方に沿った社会システムを構築する必要性があるともいえます。
 以上の2点に対して国内では、G8サミットで採択された3Rイニシアティブ閣僚会合が2005年4月に日本で開催される予定であり、このための準備とフォローアップの方向性が議論されつつあります。 また、産業構造審議会の国際資源循環ワーキンググループでは、アジアを中心とした国際資源循環に対する課題や方向性について検討されたところです。
 このような循環資源全体の枠組みに関する動きが進行するなかで、アジア各国における3R構築と国際資源循環に関する現状と課題をより具体的に論ずる必要があります。 電気・電子廃棄物(以下、E-waste)は各種NGOが中国などのアジア諸国において、輸入品のリサイクルによる環境汚染事例を告発した典型的な対象であるとともに、各国での廃棄量も増加しております。 また、家電を含むE-wasteの輸入・リサイクル規制に関して、中国やタイなどでは大きな変化が生じているところであり、輸出国・輸入国が連携して対処すべき優先順位の高い品目の一つとなっています。
 上記のような認識のもと、独立行政法人国立環境研究所は2002年度から廃棄物処理等科学研究「アジア地域における資源循環・廃棄の構造解析」を立ち上げて、過去2回、「アジア地域における資源循環・廃棄物管理に関するワークショップ」を開催してきました。 今回は、E-wasteに焦点を当て、下記の目的でワークショップを開催します。
 1.アジア地域における国際的な循環構造におけるE-waste問題の現状把握
 2.アジア各国・地域におけるE-wasteに関する3R構築への課題抽出
 私たちは、このワークショップの開催のために、各国・地域の専門家を多数お招きすることとしました。アジア各国・地域におけるE-waste問題や資源循環の専門家が集って研究交流を行える絶好の機会となります。
 皆様ふるってのご参加をお待ち申し上げております。
(詳細は別紙プログラム参照)

1 期日・会場
 ・開催期日;平成16年12月14日(火)・15日(水)
 ・開催場所;独立行政法人国立環境研究所 大山記念ホール
        〒305-8506 茨城県つくば市小野川16−2

2 参加費
 参加費は無料です。

3 登 録
 事務局までE-mailまたはFaxにて、(1)氏名、(2)勤務先(所属)、(3)連絡先(住所、E-mailアドレス、電話番号)、(4)参加希望日を明記の上、 12月8日までにお申し込み下さい。
 ●送付先 Fax:029-850-2808  e-mail:matecles@nies.go.jp

4 言 語
 公式言語は英語です。通訳はありません。

5 実行委員
 独立行政法人国立環境研究所 循環型社会形成推進・廃棄物研究センター
  寺園 淳、木野修宏、森口祐一、酒井伸一、イナンチ ブレント、村上進亮、阿部直也
 東京大学
  花木啓祐、吉田 綾
 日本貿易振興機構 アジア経済研究所

6 事務局
 国立環境研究所循環型社会形成推進・廃棄物研究センター
 担当:寺園 淳、山西文子、木野修宏、小島恭子
 TEL: 029-850-2372  FAX:029-850-2808  e-mail:matecles@nies.go.jp