国際シンポジウム:砂漠化の評価とモニタリング
−砂漠化対処条約への貢献に向けて−

日 時
平成16年2月2日(月) 9:00〜18:00
場 所
国立環境研究所 地球温暖化研究棟 交流会議室
(茨城県つくば市小野川16-2)
主 催
国立環境研究所 
共 催 地球・人間環境フォーラム
使用言語
英語(同時通訳はつきません)
参加費
無料
問合せ先 〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2
国立環境研究所 国際室
Tel: 029-850-2451, Fax: 029-850-2433
E-mail: hshimizu@nies.go.jp

■開催趣旨

 砂漠化は、人間活動が地球環境変動と相まって、人類社会に影響を及ぼしている重大な環境問題であり、将来、地球上の広範な地域において砂漠化が進行し、地球環境や食糧供給に影響を及ぼすことが懸念されている。このような背景のもと、1994年に国際連合は砂漠化対処条約(UNCCD)を採択し、砂漠化対策を積極的に推進する必要性が確認された。
 現在、砂漠化は全陸域の1/4、全人口の1/6に影響を及ぼしているといわれているが、その正確なところは明らかではない。UNCCDの締約国会議(COP)は、繰り返し、科学的な評価・モニタリング手法の確立を求めている。2002年には、同条約の科学技術委員会(CST)のもとに専門家グループ(GoE)が設置され、この問題を集中的に検討することになった。また、同条約のアジア地域におけるテーマ別プログラムネットワーク活動の一つであるTPN1では、砂漠化のモニタリングと評価が主題として検討されている。我が国においては、このような国際的な砂漠化評価・モニタリングへの取り組みに対し、科学的な見地からより積極的に支援・貢献することを視野に入れた研究を推進する必要が認識されてきた。
 砂漠化は各地域の自然条件および社会経済条件と密接に関連した問題である。一方、砂漠化のプロセスには普遍的な側面もあり、砂漠化対策の評価という観点からも、地域を越えた比較・検討を行い、砂漠化評価手法の確立が必要である。従って、砂漠化対策を推進するうえでも、世界各地の砂漠化の現状や評価・モニタリングに関する情報交換を行うとともに、多くの砂漠化地域で得られている知見を総合化し、有効な砂漠化対策の方向性を見いだすことが必要である。
 そこで、本会議では、アジア地域を主なターゲットとし、代表的な砂漠化地域における砂漠化研究や砂漠化評価の現状を確認すると共に、その比較・検討を行う。そして、砂漠化問題の地域特性および全体に共通する特性や問題点を明らかにし、また、我が国が実施する砂漠化研究の進むべき方向性についても検討することを目的とする。

■暫定プログラム(2004年2月2日)
受付・ポスター展示
  9:00  
口頭発表
  9:30 開会
    第1部:砂漠化対処条約と国際情勢
  9:40

環境省
砂漠化対処条約/アジア地域テーマ別プログラムネットワーク

  10:20 休憩/ポスターセッション
    第2部:アジア地域における砂漠化研究
  10:40

2-1. 東アジア

  12:20 昼食/ポスターセッション
  13:40

2-2. 中央/南アジア

  15:20 休憩/ポスターセッション
    第3部:砂漠化の評価とモニタリング
  15:40

砂漠化地図
砂漠化評価とモニタリング(指標と基準)
砂漠化モデル

  17:20 総合考察
  17:55 閉会
  18:30 懇親会
   

口頭発表に関しては、質疑応答を含め、1人20分を基本とする。

 
■参加発表登録
  参加発表登録用紙(英文) Word HTML
  英文要旨(サンプル) Word HTML

 

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