ここからページ本文です
平成18年11月17日(金) 13:00〜18:40 平成18年11月18日(土) 9:00〜16:40
アジア地域においては、経済成長に伴う廃棄物発生量増加や循環資源の国際貿易が盛んになっており、なかでも、電気電子機器廃棄物すなわちE-wasteについては、不適正なリサイクル・廃棄による環境汚染の問題が指摘されるとともに、発生・流通量の増大や環境規制・処理施設などの未整備から、今後の対策の優先順位の高い対象といえます。 2005年4月に東京で開催された3Rイニシアティブ閣僚会合においても、各国における3Rの促進と製品・原料等の国際的な流通が大きな議題として討議され、「ゴミゼロ社会国際化行動計画」などが発表されました。また、昨年よりバーゼル条約事務局が「アジア太平洋地域におけるE-wasteの環境上適正な管理プロジェクト」(2005〜2008年)を開始し、その中で今年は環境省とともにインベントリー作成プロジェクトを立ち上げたところです。 私たち国立環境研究所では2002年以来、「アジア地域における資源循環・廃棄物管理に関するワークショップ」を開催してきました。2004年と2005年には「国立環境研究所E-wasteワークショップ」として、アジア各国の専門家が集い、国際資源循環や各国の中でのE-waste問題の現状と課題を共有し、E-waste問題の解決ならびに3Rに向けた課題を議論してきました。環境汚染防止と資源有効利用の両立のためには、各国の研究者が連携し、共同研究の推進や知見の蓄積により各国の3R推進や国際貿易への対応を研究面から支えることが肝要であると考えています。 本年11月17〜18日に開催する「第3回国立環境研究所E-wasteワークショップ」においては、E-wasteの循環における有害性と資源性、インベントリー、リユース、拡大生産者責任(EPR)に焦点を当てます。各国及び国際的なE-waste問題を把握し、3R推進方策を探るために、昨年同様、アジアを中心とする各国の専門家と最新の情報交換を行う予定です。 本ワークショップへの多数の関係者のご参加とともに、有益な議論が行われることを期待します。
英語
参加登録が必要です。E-mailまたはFaxにて、@氏名、A勤務先(所属)、B連絡先(住所、E-mailアドレス、電話番号)を明記の上、お早めにお申し込み下さい。 送付先 Fax:03-5956-7523 E-mail:
17日(金)午前中から、「資源・製品の大量消費に伴う物質フローと環境影響に関するワークショップ」を隣接する会場で開催します。