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2010年12月6日

COP16/CMP6 ~メキシコ・カンクンの現場から~第2回 NIES/IGES/ADB共催のサイドイベントを開催

NIES/IGES/ADB共催のサイドイベント「アジア太平洋地域における低炭素で気候変動の影響に対応可能な発展への移行」を開催

 これまで、国立環境研究所(NIES)は、低炭素社会の実現へ向けて、シナリオの開発や障害の明確化など、アジア・太平洋地域で低炭素社会を達成するための方策を提案してきています。

 NIESは、メキシコ・カンクンで開催中のCOP16/CMP6に合わせてカンクン・メッセにおいて、12月3日(金)18:30(現地時間)より財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)及びアジア開発銀行(ADB)との共催でサイドイベント「アジア太平洋地域における低炭素で気候変動の影響に対応可能な発展への移行(Shifting to Low-Carbon and Climate-resilient Development in Asia and the Pacific)」を開催しました。

 NIESからは、甲斐沼美紀子・温暖化対策評価研究室長および共同研究者であるP.R.Shukla教授(インド経営研究所)、Kejun Jiang,博士(中国エネルギー研究所)が、「アジア低炭素シナリオ」と題し報告を行いました。

 この報告では、持続可能な成長を達成するための、アジア低炭素シナリオの開発から実際のプロジェクト活動まで、インド、中国、マレーシア、および日本(京都、滋賀)を中心に、アジア諸国全体の現状と今後の展望を紹介しました。

 ADBは、当事国と国際社会との協力により資金を有効活用して、低炭素社会の達成を目指しているインドネシア、パキスタン、中国の3カ国からそれぞれ発表者を招き報告を行いました。 また、IGESは、CDM(クリーン開発メカニズム)と、MRV(測定・報告・検証可能な行動)をめぐる問題とその解決方法について、さらに低炭素社会国際研究ネットワーク(LCS-RNet)(注) の現在の活動について紹介を行いました。

 パネルディスカッションでは、気候変動の影響への抵抗力について、NIES等の協力で構築されているアジア各国・各地域における低炭素社会シナリオをどのように実現していくのかについてや、中国における国際協力の状況の詳細について等、会場の参加者との質疑応答が行われました。NIESからは藤野純一主任研究員がパネリストとして登壇し、活発な意見交換を行いました。

 このサイドイベントの詳細は、後日、NIESウェブサイト等にて報告の予定です。

写真:NIES/IGES/ADB共催のサイドイベントの様子

(注)低炭素社会国際研究ネットワーク(LCS-RNet) 2008年5月のG8環境大臣会合において日本政府の提案により設立が合意され、2009年4月に正式に立ち上げられた低炭素社会に関する国際ネットワーク。IGESが事務局を務め、NIESも参加機関として活動を行っている。

関連サイト (リンク)

  • 本件に関するプレスリリース(11/25発表)