ユーザー別ナビ |

  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方
2004年11月10日

オゾン層の破壊 —過去・現在・未来—

環境科学解説

 地球は大気のベールに守られています。なかでもオゾン層は、生物の生存にとって大きな影響を及ぼします。1980年代半ば、南極でオゾン層が破壊されてオゾンホールができていることが発見されました。以来、オゾン層の観測がすすめられるとともに、オゾン層を保護するための対策が講じられてきました。

 このサイトでは、オゾン層の基礎知識に始まり、南極、北極、中緯度それぞれにおけるオゾン層破壊のしくみを詳しく解説しています。

 また、オゾン層破壊の主因であるフロンガスの生産・使用を規制する国際的な取り組みの変遷をたどり、将来予測と今後の課題を展開します。

  • オゾン層は、生命活動で生じた酸素に太陽からの紫外線が作用することによってつくられました。オゾン層が太陽からの紫外線を吸収してさえぎるので、生命は海から地上へ進出することができたのです。このように、生命の多様性の揺りかごとなったオゾン層の基礎知識を紹介しましょう。
  • オゾン層が、冷蔵庫やクーラーの冷媒、プリント基板の洗浄剤、スプレーの噴射剤などに使われていたフロンによって破壊され、生体に影響を及ぼす可能性が指摘されてたのは1974年のことです(オゾン層破壊の発見)。また、1984~86年にかけて、南極上空でオゾンホールが確認されました。オゾンはフロンによって、どのように破壊されるのでしょうか。
  • 1974年にフロンによるオゾン層破壊の可能性が指摘された後、日本を含め先進国は、生産能力の凍結や使用の段階的禁止などの処置をとりました。そして、国際的な議論が活発になり、80年代後半には、国際条約や議定書が定められ、多くの国が締約しました。
  • 1987年モントリオール議定書の採択後、先進国における96年のクロロフルオロカーボン(CFC)の全廃を含め、オゾン破壊防止のための国際協力が続けられてきました。現在、その結果が、少しずつ現れてきています。一方で、地球温暖化と関連した新たな展開も予想されています。オゾン層破壊の現状と今後の展望は、どうなっているのでしょう。
  • オゾン層の現状を見極め、将来の姿を正確にとらえるためには、地球規模の高精度な観測が欠かせません。地上から、空から、宇宙から、さまざまな測定機器によってオゾン層が観測されています。また、観測機関や観測者をつなぎ、地球規模でオゾン層のモニタリングを行うネットワークも構築されています。
  • 「オゾン層の破壊 過去・現在・未来」のページの解説は、中根英昭大気圏環境研究領域上席研究官(当時)の協力を得て作成しました。