いま、各国のCO2排出量はどのくらいでしょう。排出量が多い国は、米国、中国、ロシア、日本、インドです。2005年のデータによれば、日本の排出量はアフリカ50余国の総量より多く、1人当たり排出量は、米国、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、シンガポール、台湾、ロシア、ドイツに続く第9位です(EDMC/エネルギー・経済統計要覧2008年版)。
米国は、2001年3月、京都議定書からの離脱を表明し、独自の温暖化防止対策を発表しました(2001年6月)。離脱の理由は次のとおりです。
1) 温暖化現象に科学的不確実性がある。
2) 石油に依存する米国経済が排出量削減で疲弊するおそれがある。
3) 今後排出量が伸びる途上国に削減義務が課せられていない。
第1約束期間以降は、世界の排出量の4分の1を占める米国と途上国の動向が最大関心事となってきます。2020年頃を境に、途上国の排出量と先進国の排出量が逆転すると予想されているからです。 |