温暖化によって、長期にわたる気候の変化だけでなく、短期的な気候変化、すなわち「異常気象」も生じると考えられています。しかし、温度計などの機器で気温を観測したデータは、わずか140年分しかありません。また、異常気象の観測データはそれよりも短く、現段階では、温暖化と異常気象との関連を観測データからはっきり指摘することはできません。
たとえば、2002年夏に発生した欧州の洪水は、数百年に1度という歴史的な規模で、温暖化との関連も取りざたされました。しかし、世界気象機関(WMO)は、「温暖化と関連があるかどうかは、現段階でははっきり答えられない」としました。
日本では、2004年に、熱波の襲来、集中豪雨の発生、10個の台風上陸など異常気象があいつぎました。左図をクリックすると、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)がまとめた「極端な気象現象の最近の傾向、予測等」の表が見られます。温暖化すると、熱波や大雨の頻度が増え、熱帯低気圧(台風やハリケーン)の活動が強大になる、と予測しています。 |