2009年4月1日
地球温暖化
環境科学解説
20世紀は、科学技術の進歩が経済発展をもたらした輝かしい世紀でした。一方で、そのために深刻な環境問題が生じることになりました。20世紀後半の1980年代には、温暖化やオゾン層破壊など地球規模の環境問題がはっきりと現れるようになりました。
地球温暖化は、環境問題の中でももっとも解決が難しい問題の1つです。エネルギーを使う人間活動のほとんどすべてが原因となっているからです。そして、私たちの世代よりも子供や孫の世代により大きな影響を与え、先進国、途上国といった区別なく影響が現れます。現代をも地域をも超える大きな問題なのです。
このサイトでは、最新の調査・研究をもとに、「地球温暖化とはどのような現象なのか」、「どのような影響があるか」、「どんな対策を打つことができるのか」を、わかりやすく紹介していきます。
第1部「地球温暖化とは?」
第2部「温暖化の影響」
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見えてきた温暖化の影響人為的な原因による温暖化が進んでいるのであれば、すでにその影響が世界各地に現れているはずです。科学的な分析を進めた結果。温暖化の影響と考えられるさまざまな現象が世界中で観測されました。
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自然生態系への影響地球温暖化影響は、人間社会よりも動植物にまず現れます。動植物の生息域が高緯度方向や高地へ移動するのにともなって、生態系にどんな変化が出てくるのでしょうか。その代表的な事例を紹介しましょう。
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人間社会への影響温暖化によって、人間社会はどのような影響を受けるのでしょうか?農業、水資源、健康、生活インフラへの影響と、海面上昇にともなう災害と経済的な損失を考えてみましょう。
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温暖化が引きおこす異常な現象温暖化と異常気象の因果関係ははっきりしていませんが、温暖化によって異常気象が増えているといわれます。さらに、地球の気候システムまで変えてしまうような現象が発生する危険性もあります。進行している温暖化の影響を軽減することができるのでしょうか。
第3部「温暖化を防ぐには」
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温暖化防止の考え方温暖化は、人間が石油や石炭などの化石燃料を大量に消費するなどして、二酸化炭素などの温室効果ガスを大気中に大量に放出したために生じつつある環境問題です。温暖化を止めるには、原因である温室効果ガスの排出量を削減することが重要です。
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京都議定書の概要京都議定書は温暖化を防止するための国際的な取り決めです。第1約束期間(2008〜2012年)に先進国は1990年比で温室効果ガスを5.25削減することを約束しました。この削減目標を達成できるかどうかが、温暖化防止の鍵となっています。
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国内の温暖化対策技術、制度、ライフスタイルの変更など温暖化防止対策は多岐にわたっています。国・自治体、企業、NGO、国民ひとりひとりが温暖化対策を進めること、そして早急に石油や石炭などの化石燃料に依存しない社会(低炭素社会)を構築することが必要です。
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温暖化問題解決のための研究温暖化現象や影響の科学的解明は進んでいますが、地球の気候システムはたいへん複雑で、まだまだわからないこと(不確実性)がたくさんあります。しかし、世界の科学者の協力によって、いろいろなことが明らかになってきました。
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「地球温暖化」の解説は、社会環境システム研究領域原沢英夫領域長(当時)の協力を得て作成しました。平成21年4月改訂。


