これまでは生活雑排水も屎尿も、下水に流して処理することが前提でした。これでは結局負荷は下流に押し寄せ、水処理の負担が大きくなる一方です。
しかし、ここで発想を変えて下流に流すことなく地域ごとにリサイクルするシステムを構築することはできないでしょうか。悪者扱いされているリンは地球上の枯渇資源です。地域でエネルギー資源も窒素・リンも回収し、農村と都市で循環するシステムを作ります。そのための技術開発がこれからの課題です。
研究室レベルではすでに検討されている循環の技術も、まだ地域単位で実証するまでには至っていません。しかし、水のさらなる高度処理より、地域分散型処理システムの構築に将来の可能性を見いだす研究者は少なくないのです。 |