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2007年1月19日

湖や沼の水環境を考える-霞ヶ浦の場合-

環境科学解説

 霞ヶ浦は、首都圏の北東60kmに位置する面積日本第2の淡水湖です。霞ヶ浦を例に、湖の水質と水環境について考えてみましょう。

 古くから景勝地として愛され、またワカサギ漁をはじめとする水産業の拠点として、農業を支える水源として、人々の生活を支えてきた霞ヶ浦は、近年になって、農工畜産業の活発化や周辺の都市化の進行に伴い、大きな転換期を迎えました。水利用が急激に進み、排水の受け皿となった湖では、水質の低下が目立つようになったのです。

 水をきれいにするために、数々の対策がとられました。それらは効果をもたらしたのでしょうか。周辺も含めた湖全体の環境を見つめながら、霞ヶ浦の水質にせまります。

  • 霞ヶ浦はわが国の代表的な湖の1つです。成田空港に進入する飛行機から眺めると、霞ヶ浦は九十九里の長い弧を描く浜とともに、日本を印象づける風景を形づくっています。かつて汽水湖は堰によって淡水化し、水辺の様子と水質は大きく変化しました。
  • 工業地帯や都市の開発によって人口が急増し、盛んに上水として利用される一方、排水も流入する霞ヶ浦の水質は、低下し続けました。湖沼法の数値目標のもとにモニターされ、多様な改善案が講じられています。問題点はどんなところにあるのでしょうか。
  • 今の水利用と排水処理システムの延長線上で徹底した水質改善策をとり、霞ヶ浦の水質改善につとめるのも1つの方向でしょう。しかし、地域ごとに循環型処理システムを開発して水を処理する新しい発想も登場してます。
  • 「湖や沼の水環境を考える-霞ヶ浦の場合-」のページの解説は、渡辺正孝水土壌圏環境研究領域長(当時)と、今井章雄湖沼環境研究室長(当時)の協力を得て作成しました。