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| 水落元之のページ |
| 氏 名 |
水落元之(みずおち もとゆき) | |
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| 所 属 |
地域環境技術システム研究室 | ||
| 職 名 |
主任研究員 | ||
| 電子メールアドレス |
mizuochi | ||
| 専門分野 |
分散型生活排水処理 | ||
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学 位 |
博士(農学) | ||
| 研究のモットー |
| 私は中国の諺で「雪中送炭」という言葉が好きです。意味はいろいろあるでしょうが、私は「困っている人に的確に手をさしのべること」と理解しています。私はこの言葉を大切に、特に地域的な環境問題で苦労しているアジアの国々に的確に役に立つ研究を行いたいと考えてます。 |
| 研究内容の説明 |
| アジア地域の開発途上国や新興国では人口の急増による都市域の膨張現象により、都市の排水対策インフラ整備が間に合わない状況が顕在化しています。また、都市化の進行に伴い本来であれば都市と農村間に成立していたし尿を媒体とした栄養塩循環が遮断されることにより、し尿管理が水洗化による排除に変わりつつあります。いずれにしろ水洗化に対応可能な処理施設が存在していれば問題ありませんが、これらの地域で一般的な処理技術は腐敗槽(セプティックタンク)であり、衛生学的にみても水環境保全からみても、特に人口密度の高い状況では充分な対策とは言えません。日本にはこれらの問題を解決する、優秀な小規模排水対策技術が存在していますが、社会や経済の違いから、そのままの技術を持ち込むことは難しいと、これまでの技術協力の経験から言われています。このような状況を受けて、主として中国を対象として、我が国でこれまでに蓄積されてきた対策技術をベースとした新たなコンセプトによる生活排水対策技術の確立を目指して検討を行っています。また、このような技術的な検討に加えて、技術を当てはめる国である中国の水環境保全政策や事業について、その具体的内容や特徴について検討を行っています。将来的にはこれらの経験を基に、分散型生活排水処理の分野でアジア地域の水環境改善にスピード感を持って対応できる、「日本発の技術群」の構築を目指しています。 |
| 主な研究論文・著書 |
| 著書 水落元之:第一章水環境行政の歴史,日本の水環境行政,(社)日本水環境学会編,きょうせい,東京 pp1〜22 (2009) 水落元之(共著):太湖流域の水環境保全計画の展開と課題(第1章),in中国の水環境保全とガバナンス −太湖流域における制度構築に向けて−,pp35-79,研究双書No.588、アジア経済研究所(2010) 原著論文 水落元之,西村修:中国における面源負荷対策と日中研究協力,環境技術,第35巻,pp.752-755 (2006) 水落元之:中国で求められている水処理技術とは,月刊下水道,第30巻,No.3,pp.90-93 (2007) 水落元之,牧 秀明,今井章雄,木幡邦男,弓木麻記子,松田和久:水質汚濁に係る環境基準(水質環境基準)の問題点と課題に関する考察 −自治体アンケートによる検討−,月刊「水」,50-7, 32-37 (2008) 増田,水落元之,野村,千葉,中野,稲森悠平,西村修:N2Oを指標とした無酸素好気回分式活性汚泥法の制御手法,水環境学会誌,,32, 147-152 (2009) 水落元之,小柳秀明,久山哲雄,西修:中国の農村地域における生活排水対策の重要性と日中協力,月刊下水道,32 (7) 59-63 (2009) 水落元之:中国の水環境の現状と日本からの技術協力支援:グローバルネット,225, 18-19 (2009) 水落元之:相互協力という新たな流れ −人工湿地法を用いた中国における技術協力−,月刊下水道,33 (2) 61-65 (2010) ●研究の現場から 研究最前線 第12回 中国の水環境の現状と日本からの技術協力支援 のページへ 研究内容に関連して中国における活動をホームページに掲載しています。ここでは中国の水環境の現状および農村部の生活排水対策における日中協力の状況について概説しています。また、過去にJICAとKOICA(韓国国際協力事業団:日本のJICAと同組織)に協力して実施していた、アジア地域の開発途上国を対象として水環境修復に関する集団研修に関する記事(日韓パートナーシップによる開発途上国の水環境修復に向けた国際協力支援:国環研ニュース2005年2月号(23巻6号))も見ることが出来ます。 |
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