クリーンルーム内には電子精密天秤や二酸化炭素精製用のガラス製真空ライン、さらにグラファイト作製システムが設置されており、試料の前処理からAMS用のターゲット作製までをこの中で実施することが可能です。ここで、分析元素のひとつである14Cの前処理法について簡単に説明したいと思います。14Cを測定するには2つの方法があります。ひとつは試料から作製した二酸化炭素(CO2)を精製し、直接、気体用イオン源に導入して測定する方法、もうひとつはCO2を水素および鉄触媒とともに加熱して、グラファイトという結晶の炭素に還元する方法です。
.カソードホルダー
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