国立環境研究所HP

つくばE3セミナー(E3 = Ecology, Evolution and Environmental Biology)


趣旨

つくばE3セミナー(E3 = Ecology, Evolution and Environmental Biology)は、つくば周辺の生態学、進化生物学、環境生物学の研究者が交流するための場として、2013年から始められたセミナーです。
分野や研究機関の垣根を越えた研究者間の交流を活発化し、つくばの生物・環境系の研究を盛り上げていきたいと考えています。
現在、国立環境研究所、農業環境技術研究所、森林総合研究所の研究者有志により運営されておりますが、幅広く外部からの参加を歓迎します。

今後の予定(開催日と場所、講演内容)

第1回 つくばE3セミナー

7/12(金) 16:00-18:00
国立環境研究所本館3F 第2会議室
アクセス:http://www.nies.go.jp/gaiyo/kotu/index.html
所内マップ:http://www.nies.go.jp/biology/s_wakate/meetingroom2.pdf

生物群集の多様性と構造を説明する理論:中立説を巡る問題について

竹内 やよい(国立環境研究所)

要旨:
 群集の多様性や構造を説明するモデルの一つである中立説(Hubbell 2001)で
は、個々の種の性質には差がなく、確率的な個体数の変動とメタ群集からの移住
によって群集構造が決定すると仮定している。このような現実に即 さない厳し
い仮定にもかかわらず、中立モデルは、特に種多様性の高い熱帯林やサンゴなど
の群集で当てはまりがよく、棄却することができていな い。この発表では、中
立モデルのもつ2つのパラメータのオーバーフィッティングよって、中立ではな
い群集でも中立的に見えるケースがあること を定量的に解析した結果を紹介す
る。また、この問題を解決して、生物群集の多様性と構造を説明する理論を今後
どのように展開していくかにつて いても議論したい。

沿岸景観に対する藻場・サンゴ礁生態系の空間動態を推定する

熊谷 直喜(国立環境研究所)

要旨:
 海域における景観は陸域とは大きく異なり、共通点・相違点の対比は興味深
い。とくに海水の流動は藻場やサンゴ礁などの沿岸域景観の形成に作用し、さら
に海洋生物の移動分散プロセスを支配することで個体群・群集動態に寄与する。
本講演では、生態系の南方化が広範囲で進行している九州沿岸の藻場とサンゴ礁
が混在する場所での研究を紹介する。南方化の進行の程度には海岸による差異が
大きく、局所・広域の要因が複合的に作用していると予想された。そこで、局所
要因だけでなく周辺の海岸線地形や予想される流れの経路、景観要素間の連結性
なども説明要因に加えた解析結果を報告する。


これまでの講演

 2013年度


セミナー係

国立環境研究所
深澤圭太 (fukasawaアットnies.go.jp)
角谷拓 (kadoyaアットnies.go.jp)
横溝裕行 (hiroyuki.yokomizoアットnies.go.jp)

農業環境技術研究所
大澤剛士 (arosawaアットaffrc.go.jp)
馬場友希 (ybabaアットaffrc.go.jp)
片山直樹 (katayama6アットaffrc.go.jp)

森林総合研究所
滝久智 (htakiアットaffrc.go.jp)
中下留美子 (nakashitaアットaffrc.go.jp)
鈴木節子 (setsukosアットaffrc.go.jp)

(アットを@に置き換えてお送り下さい)