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ご案内


第16回 「持続的漁業に向けた琵琶湖魚類の行動解析」

日時:8月31日(金)15:00-16:00

場所:琵琶湖環境科学研究センター(大津市柳ヶ崎5-34)2F大会議室 交通アクセスはこちら
   国立環境研究所(茨城県つくば市)地域センター・生物センター共用セミナー室309 ※テレビ会議 交通アクセスはこちら

セミナー講師:光永 靖(近畿大学農学部 水産学科)

 これまで琵琶湖の在来・外来魚類に超音波発信機やデータロガーを挿入して放流し,行動を追跡するテレメトリー調査を行ってきた。湖に設置した34台の自己記録式受信機,和船に搭載した1チャンネル受信機,モーターボートに搭載した4チャンネル受信機を用いて,行動をモニタリングした。ビワマスは北湖全域で表層から底層まで広く利用していること,ニゴロブナは産卵期に特定の水温域を目指して南湖内を移動すること,オオクチバスは2月に大きく移動するため刺し網などの受動漁具での捕獲が有効であることなど,持続的な漁業に向けた行動解析結果を紹介する。


講演記録


第15回 「より安全、安心な琵琶湖の水質を目指して」

日時:7月11日(水)15:30-16:30

場所:琵琶湖環境科学研究センター 2F大会議室/国立環境研究所 地域センター・生物センター共用セミナー室309 ※テレビ会議

セミナー講師:田中 宏明(京都大学大学院工学研究科)

(PDF: 926KB)

第14回 「漁獲物の多様性がもたらすベネフィット:生態系サービスの視点から」

日時:6月20日(水)15:00-16:00

場所:琵琶湖環境科学研究センター 2F大会議室/国立環境研究所 地域センター・生物センター共用セミナー室309 ※テレビ会議

セミナー講師:松崎 慎一郎(国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター)

 資源の減少、需要の減少、漁業者不足などの理由から、琵琶湖をはじめ多くの湖面漁業では、近年、数種の漁獲資源に依存している傾向にある。将来、急激かつ不確実性の高い環境変動、需要や市場の変化がおこることを考えると、数種の資源に依存することは、漁業崩壊のリスクを高めることにつながる。最近、海面漁業においては、漁獲物を多様化(diversification)することによって、総生産額(収益)が向上、安定化することが報告されている。しかし、漁獲物の多様性は、収益の増加だけではなく、生態系機能や生態系サービスも向上させる可能性もあるが、検証された例はない。本研究では、琵琶湖において、漁獲物の多様性が収益の増加をもたらすか、また生態系サービス(栄養塩除去機能など)の向上にもつながるか、漁獲統計データなどを用いて解析を行った。本発表では、試行的な解析結果を報告し、漁獲物の多様性の意義、持続的な内水面漁業のあり方、について考える機会としたい。

(発表後アップ予定)

第13回 「分光蛍光光度法を用いた溶存有機物の評価」

日時:2018年5月9日(水)15:00-16:00

場所:琵琶湖環境科学研究センター2F大会議室/国立環境研究所地域センター・生物センター共用セミナー室309 ※テレビ会議

セミナー講師:山下 洋平(北海道大学大学院地球環境科学研究院)

(PDF: 8.3MB)

第12回 「湖沼の新生産と栄養補償」

日時:2018年4月24日(火)11:00-12:00

場所:琵琶湖環境科学研究センター(大津市柳ヶ崎5-34)2F大会議室/国立環境研究所(茨城県つくば市)特別会議室 ※テレビ会議

セミナー講師:占部 城太郎(東北大学大学院生命科学研究科) 講師HP(文献リスト)はこちら

(PDF: 3.1MB)

第11回 「湖底堆積物情報から推定される長周期水文環境変動−琵琶湖とバイカル湖の比較」

日時:2018年3月1日(木)15:00-16:00

場所:琵琶湖環境科学研究センター(大津市柳ヶ崎5-34)2F大会議室/国立環境研究所(茨城県つくば市)中会議室 ※テレビ会議

セミナー講師:柏谷 健二(金沢大学環日本海域環境研究センタ−)

グロ−バルな気候変動の議論では、温度の変化が取り上げられることが多く、酸素同位体比がその代替指標としてよく利用されている。バイカル湖の湖底堆積物では、温度の代替指標としては珪藻やそれを主成分とする生物起源シリカが解像度の優れているものとして議論の対象となってきた。琵琶湖の長尺湖底堆積物では、温度の代替指標として、様々な化学量、生物量、物理量が想定されているが、珪藻の有効性についても議論されてきている。
グロ−バルな気候変動に対する環境変動は、いずれの地域でも長周期の大きな基本的傾向は同様であるが、ユーラシア大陸中央部の日射量変動に敏感な地域のあるバイカル湖と周りが海洋で囲まれる弧状列島の中央部にある琵琶湖とでは細かな反応は当然ながら異なる。このことを議論するために、二つの指標(温度に関するものと降水量・流量に関するもの)を取り上げる。主として用いる資料は、過去80万年におけるバイカル湖BDP98堆積物試料および過去45万年における琵琶湖200m・1400mコア試料の分析結果である。

(発表後アップ予定)

第10回 「固有種を中心とした琵琶湖産魚類の歴史とミトゲノム進化」

日時:2018年2月15日(木)15:00-16:00

場所:琵琶湖環境科学研究センター(大津市柳ヶ崎5-34)2F大会議室/国立環境研究所(茨城県つくば市)特別会議室 ※テレビ会議

セミナー講師:田畑 諒一(滋賀県立琵琶湖博物館)

(PDF: 174KB)

第9回 「琵琶湖産腹足類の進化史の解明」

日時:2018年1月22日(月)15:00-16:00

場所:琵琶湖環境科学研究センター(大津市柳ヶ崎5-34)2F大会議室/国立環境研究所(茨城県つくば市)特別会議室 ※テレビ会議

セミナー講師:平野 尚浩(東北大学東北アジア研究センター)

琵琶湖は世界有数の古代湖として知られ、多数の固有種を有するユニークで多様な生態系を擁している。その中でも、腹足類(巻貝の仲間)は多様化や固有化が著しい分類群のひとつであるが、その貝類相の形成過程に関する研究はほとんど行われていない。
そこで、本発表では、琵琶湖産腹足類について、日本全域を含む東アジア各地のサンプルと合わせて網羅的に分子系統解析し、比較することにより明らか になった、琵琶湖の貝類相の形成史について議論する。特にタニシ科貝類については、集団遺伝解析や形態解析により明らかになった、多様化の詳細なパターンについて述べたい。

(発表後アップ予定)

第8回 「ここ数十年の森林の変遷,課題と保全方策」

日時:2017年12月13日(水)15:00-16:00

場所:琵琶湖環境科学研究センター 2F大会議室(大津市柳ヶ崎5-34)/国立環境研究所 特別会議室(茨城県つくば市) ※テレビ会議

セミナー講師:三好 岩生(京都府立大学大学院 生命環境科学研究科)

森林の姿は、悠久の時の流れの中で不変のものと思いがちであるが、時とともに変化し続けている。とくに近年では森林の構造が5年、10年というタイムスケールの中で急激に変化しており、土砂災害や流木災害の増加が懸念されている。京都市西部の著名な景勝地である嵐山においても、この数十年間で森林の構造が大きく変化し、落石や土砂流出の増加を引き起こしている。また、重要な文化資源であるサクラやモミジの森林景観が喪失の危機にあり、治山事業などによる保全が図られている。
本セミナーでは、嵐山の森林を事例に、ここ数十年の森林の変化傾向とそのメカニズムについて解説し、適切な森林管理を行うための課題と現在進められつつある保全方策について紹介する。

(発表後アップ予定)


第7回 「モンゴル遊牧民による自然資源の利用と課題」

日時:2017年11月20日(月)15:00-16:00

場所:琵琶湖環境科学研究センター 2F大会議室(大津市柳ヶ崎5-34)/国立環境研究所 特別会議室(茨城県つくば市) ※テレビ会議

セミナー講師:小長谷 有紀(人間文化研究機構/国立民族学博物館)

講演記録(PDF: 1.93MB)(PDF: 1.93MB)

第6回 「比良山麓の里山における資源利用の歴史と現代的意義」

日時:2017年11月29日(水)15:00-16:00 (※ 台風の影響により、10月23日から延期)

場所:琵琶湖環境科学研究センター 2F大会議室(大津市柳ヶ崎5-34)/国立環境研究所 第二会議室(茨城県つくば市) ※テレビ会議

セミナー講師:深町 加津枝(京都大学大学院地球環境学堂)

琵琶湖西岸に位置する比良山麓の里山では、集落ごとに特徴ある石材や森林資源などの資源利用がなされてきた。今日、身近な地域資源を利用した生活・生業は困難であり、多くの課題があるが、身近な里山にある樹木や石、水辺などとの関わりは、里山暮らしの魅力につながる可能性をもっている。
本セミナーでは、かつての地元住民による資源利用を紐解きながら、移入住民や市民組織などが見出す新たな価値観、実践について、海外での関連研究も含め紹介する。また、最近、景観生態学の分野でその重要性が理解されるようになった参加型研究に基づく長期間の調査をふまえながら、里山での資源利用の現代的意義について議論したい。

(発表後アップ予定)

第5回 「琵琶湖固有カワニナ属の多様化の歴史」

日時:2017年9月20日(水)15:00 -16:00

場所:琵琶湖環境科学研究センター 2F大会議室(大津市柳ヶ崎5-34)/国立環境研究所 特別会議室(茨城県つくば市) ※テレビ会議

セミナー講師:三浦 収(高知大学)

日本最大の湖である琵琶湖には、亜種や変種も含めると約60種の固有種がいることが知られている。その中で最も種数が多いのは淡水棲巻貝のカワニナ属であり、実に15種もの固有種が報告されている。琵琶湖以外の地域に分布する日本産カワニナ属は3種しかいないことを考慮すると、琵琶湖におけるカワニナ属の多様化が如何に例外的な規模であるかを理解できる。それでは、これらの琵琶湖のカワニナ属は、いつの時代にどのようにして多様化したのであろうか?
本発表では、化石記録とDNA解析の結果を基に、琵琶湖固有カワニナ属の進化の歴史について議論する。

(発表後アップ予定)

第4回 「滋賀県・琵琶湖における侵略的外来種対策の経緯・現状と課題」

日時:2017年8月21日(月)15:30−16:30

場所:琵琶湖環境科学研究センター 2F大会議室(大津市柳ヶ崎5-34)/国立環境研究所 特別会議室(茨城県つくば市) ※テレビ会議

セミナー講師:中井 克樹(滋賀県自然環境保全課/滋賀県立琵琶湖博物館)

琵琶湖ではオオクチバスの急増を受け1984年に駆除活動が始まったが、1980年代後半の爆発的増加を抑えることはできず、1990年代には減少したオオクチバスに置き換わってブルーギルが激増、1999年度から外来魚駆除対策が強化され、両種の推定生息量は徐々に減少する傾向にある(ただし2014年以降は微増)。
こうした過程で、両種に対しては、県による漁業調整規則や条令に加え、国の法律による規制強化が行われ、受益者との対立が顕在化することにもなった。また、水産試験場による曽根沼での集中的な外来魚抑制により、オオクチバスの顕著な減少だけでなく、在来魚の回復も確認されている。
近年は、外来魚と並ぶもう一つの外来種対策の柱として、侵略的外来水生植物の防除事業が2013年度から実施されている。その主な対象は、特定外来生物のオオバナミズキンバイとナガエツルノゲイトウで、沿岸域生態系に対する影響が想定されるほか、漁業活動や船舶の航行に支障を及ぼし、農地や下流域への拡大といった懸念も現実化しつつある。現在の防除の取り組みは行政が実施する事業と地域の漁協やNPO、学生団体などによるボランティアによる活動が連携して行われており、2016年度末には生育面積を前年度末よりも減少させることに成功し、今後もこの傾向を維持しながら、県内全域を管理可能な状態に置くことを目標に取り組みを続けている。
こうした侵略的外来種への対策は、法令による策定による規制や、リスト化とその活用による普及啓発、主要な種の現状把握等が重要である。今回は、滋賀県・琵琶湖における2つの具体的取り組みを中心に、外来種対策の現状と課題について紹介したい。

(発表後アップ予定)

第3回 「ベントスの大移動が森川海の食物網をつなぐ」

日時:2017年7月19日(水)15:30 -16:30

場所:琵琶湖環境科学研究センター 2F大会議室(大津市柳ヶ崎5-34)/国立環境研究所 中会議室(茨城県つくば市)※テレビ会議

セミナー講師:宇野 裕美(京都大学生態学研究センター)

講演記録(PDF: 148KB) (PDF: 148KB)

第2回 「ヨシ群落造成事業における植生の多様性を考慮した基盤設計指針の提案」

日時:2017年7月3日(月)15:30 -16:30

場所:琵琶湖環境科学研究センター 2F大会議室(大津市柳ヶ崎5-34)/国立環境研究所 中会議室(茨城県つくば市)※テレビ会議

セミナー講師:田中 周平(京都大学地球環境学堂)

講演記録(PDF: 126KB) (PDF: 126KB)

第1回 「水の分析から生息魚種を知る環境DNA分析とその生物多様性モニタリングへの展開」

日時:2017年5月30日(火)15:30 -16:30

場所:琵琶湖環境科学研究センター 2F大会議室(大津市柳ヶ崎5-34)

セミナー講師:山中 裕樹(龍谷大学理工学部)

講演記録(PDF: 159KB)(PDF: 159KB)