どう対処するのか?
外来生物は,原因も影響も様々であるため,その対策(防除と呼ばれます)も状況に応じて様々です.
具体的には,外来生物の導入そのものの水際での防止,すでに定着している外来生物の被害防止/軽減,法規制の組み合わせによって対策されています.
防除方法
予防的対策
外来生物の導入そのものを予防する対策です.定着してしまった外来生物の防除は非常に困難で,外来生物の野外への放逐・逸出を未然に防ぐことが最も効果的な対策.また,すでに定着している外来生物であっても,新たな導入の防止は常に必要.
- 法規制
- 導入による影響の大きい外来生物について,持込や放逐などを法的に制限.ただし,非意図的に導入,あるいは密輸・密放流される外来生物に対しては,法規制単独の効果は限定的.日本では,外来生物法をはじめ様々な法令が外来生物の防除に寄与している(参考:外来生物関連法規集).
- 監視・検疫
- 非意図的な導入や密輸・密放流を防ぐには,監視体制が必要.
すでに定着している外来生物への対策
- 駆除のための戦術
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根絶や個体数管理のための駆除方法.対象となる生物や周辺環境に応じて,適切なものを採用.
- 物理的方法:罠などによる捕獲・捕殺
- 化学的方法:薬品(殺虫剤・除草剤など)の使用
- 生物学的方法:天敵導入
- 根絶
- ある地域の定着個体群を完全に駆除.
- 個体数管理
- 根絶が困難な場合に,駆除により個体数を減らすことで,長期的に容認可能なレベルに被害を抑える.
- 封じ込め
- 対象となる外来生物を,一定の地域内に閉じ込めること.根絶や個体群管理を行う手段の一つとして行われることも多い.
- その他の影響緩和策
- 深刻な被害を受ける在来の生物を,一時的に別の場所へ退避させるなど