(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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シナダレスズメガヤ

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基本情報
和名 シナダレスズメガヤ, ウイーピングラブグラス, セイタカカゼクサ

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シナダレスズメガヤ
分類群 維管束植物 単子葉植物 イネ科
(Poaceae, Poales, Liliopsida, Magnoliophyta)
学名 Eragrostis curvula
英名等 Weeping Lovegrass, African lovegrass
自然分布 南アフリカ
形態 多年草.茎は密に束生,高さ0.6~1.2m.叢生して密な大株となる.葉身は長さ40~60cm,幅1.5~2mm,葉鞘は無毛.花序は,先が傾き,高さ20~35cm,枝は横に広がり,分岐点はふくれて白毛がある.小穂は淡緑色でやや黒紫色をおび,扁平,長さ6~10mm,7~11小花からなる.雄ずい3個.栽培用に品種改良されている.染色体数2n=20,40,50,60,42,63など多型が多い.
生息環境 牧草地,路傍,荒地,河川敷
温度選好性:温帯~熱帯
繁殖生態 繁殖期:花期は夏
両性花,風媒花.頴果(100,000/株)は風,雨,動物,人間により伝播.根茎により繁殖.
生態的特性 日当たりが良く,砂質土壌を好む.耐暑性と耐旱性は強いが,耐陰性と耐湿性は弱い.
侵入情報
国内移入分布 沖縄を含むほぼ全国 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 北米
侵入経路 法面緑化,砂防用として北アメリカから輸入
侵入年代 1959年から導入.
影響 在来種との競合.河川敷での土砂の堆積による環境改変.菌の寄主.
影響を受ける在来生物:在来植物(比叡山河原の固有種など)
法的扱い 移入規制種(佐賀県 環境の保全と創造に関する条例)
防除方法 抜き取り,刈り取り
問題点等 情報整理中
海外移入分布 南北アメリカ,南ヨーロッパ,アジア,オセアニアに分布
備考
日本の侵略的外来種ワースト100.外来生物法で要注意外来生物に指定された.
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