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オニウシノケグサ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 オニウシノケグサ, トールフェスク

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オニウシノケグサ
分類群 維管束植物 単子葉植物 イネ科
(Poaceae, Poales, Liliopsida, Magnoliophyta)
学名 Festuca arundinacea
英名等 Tall fescue, Tall meadow fescue, Alta fescue
自然分布 ヨーロッパ
形態 多年草.茎は叢生,直立,高さ50~200cm,無毛.葉は線形,長さ10~60cm,幅5~12mm,無毛.茎頂に円錐花序を形成,被針形~卵形,10~50cm,直立~やや傾斜,緑色~紫色.花軸の節より二個の枝を斜め上に出し,その先に小穂を1~多数つける.小穂は楕円~長楕円形,10~18mm,3~10小花からなり,1~4mmの芒がつき,柄は8mm程度.度染色体数2n=28,42,72.ヒロハウシノケグサとの交配品もある.
生息環境 路傍,空地,堤防,牧草地,河川敷,荒地
温度選好性:亜寒帯~温帯
繁殖生態 繁殖期:春~夏
両性花,風媒花.頴果(種子生産量は多い,1年)は,風,雨,動物,人間などにより伝播.根茎により繁殖.
生態的特性 日当たりの良い,肥沃で水分の豊富なやや重粘土を好む.耐旱性,耐寒性があり,酸性土壌など様々な土壌に適応する.
侵入情報
国内移入分布 北海道~九州 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 牧草,砂防用,法面緑化用として導入
侵入年代 1905年に報告
影響 在来種(河原~亜高山帯)や畑作物との競合.アレロパシー作用.虫,菌の寄主.花粉症の原因.
影響を受ける在来生物:在来植物,農作物など
法的扱い 環境の保全と創造に関する条例(佐賀県)の移入規制種
防除方法 抜き取り,刈り取り
問題点等 情報整理中
海外移入分布 アフリカ,アジア,オセアニア,南北アメリカに分布
備考
日本の侵略的外来種ワースト100.外来生物法で要注意外来生物に指定された.
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