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コカナダモ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 コカナダモ

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コカナダモ
分類群 維管束植物 単子葉植物 トチカガミ科
(Hydrocharitaceae, Alismatales, Liliopsida, Magnoliophyta)
学名 Elodea nuttallii
英名等 Florida elodea, Nuttall’s waterweed, esthwaite waterweed
自然分布 北米東北部
形態 淡水に群生する沈水植物.多年草.茎は円柱状で硬質,太さ1~2mm,草長20~50cm,水中を横走する.茎の節部から糸状の水中根をまばらに出し,茎の途中で分枝.葉は1~1.5cm間隔で3枚前後輪生.野生のものでは,各輪生葉は左右にねじれる.葉は暗緑褐色,線形,長さ6~15mm,幅0.5~2mm,葉縁に微歯.雄花は無柄で各葉笨に単生,がく片3個,花弁なし,雄ずい9個.
クロモ(日本在来種)とは,葉が小型で左右によじれること,雄ずいが9本あること(クロモは3本)で識別可能.オオカナダモ(外来種)とは,葉が暗色・小型であること,雄花が葉笨に1個(オオカナダモは2~4個),花柄がないことで識別可能.
生息環境 湖沼,溜池,河川,水路,溝
温度選好性:温帯
繁殖生態 雌雄異株,水媒花(雄花の花柄が切れて水面を移動).日本では雄株のみ,殖芽,茎葉切片により繁殖
繁殖期:花期は5~6月
生態的特性 日当たりの良い流水~停滞水域,塩基性水域,浅水を好む.富栄養~貧栄養水系に適応.
侵入情報
国内移入分布 関東以西 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元  
侵入経路 生理実験用に輸入された.
侵入年代 昭和初期に生理実験用に輸入され,逸出した.1961年琵琶湖で野生化が確認.尾瀬沼などで異常繁殖
影響 クロモなどの在来種(琵琶湖,尾瀬沼など)との競合.水路の水流を阻害.アレロパシー作用.
影響を受ける生物:クロモなどの在来沈水植物
法的扱い 移入規制種(佐賀県 環境の保全と創造に関する条例).オーストラリアでは持ち込み禁止
防除方法 在来種との棲み分けして共存する可能性あり.衰退する現象も各地で観察.
問題点等
海外移入分布 ヨーロッパ,東アジアに分布
備考
日本の侵略的外来種ワースト100.外来生物法で要注意外来生物に指定された.

長野県木崎湖では,本種の駆除のために外来魚ソウギョが1980年代に大量に放流され,同湖の生態系が著しく改変された.
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