(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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ノボロギク

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ノボロギク

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ノボロギク
分類群 維管束植物 双子葉・合弁花類 キク科
(Asteraceae, Asterales, Magnoliopsida, Magnoliophyta)
学名 Senecio vulgaris
英名等 Common groundsel
自然分布 ヨーロッパ
形態 一年草.茎は高さ20~40cm,まばらに毛がある.葉は不規則な羽状に裂け,基部で広がって茎を抱き,濃緑色でやや光沢がある.総苞は円筒形,長さ7~8mm,幅5mmほどで,筒状花のみよりなる.総苞外片は長さ1~3mm,上半部は黒色,内片は緑色,長さ6mm.筒状花は黄色,花冠の先は5列,白色毛状の冠毛がある.果実(痩果)は円柱状,10脈あり,脈に沿って上向きの毛がある.染色体数2n=40.種内変異が著しい.
生息環境 畑地,樹園地,路傍,荒地などいたる所.
温度選好性:寒帯~熱帯
繁殖生態 繁殖期:5~10月
頭状花,自家受粉する.痩果(数1,000個,5~58年)
生態的特性 肥沃な場所を好む.
侵入情報
国内移入分布 ほぼ全国 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 非意図的移入(詳細不明)
侵入年代 1887年に報告
影響 在来種,畑作物,外来のヤコブボロギクとの競合.湿り気のある畑地などで強害雑草となっている.
家畜に有毒な物質を含む.数種の虫,菌,ウイルス,雑草の寄主.
影響を受ける在来生物:草本植物,畑作物.
法的扱い 特になし
防除方法 抜き取り,刈り取り
問題点等 情報整理中
海外移入分布 汎世界的.南北アメリカ,アジア,アフリカ,オセアニアに分布
備考
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