基本情報 |
和名 |
ブタクサ |
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分類群 |
維管束植物 双子葉・合弁花類 キク科 (Asteraceae, Asterales, Magnoliopsida, Magnoliophyta) |
学名 |
Ambrosia artemisiifolia |
主なシノニム |
Ambrosia artemisiifolia var. elatior |
英名等 |
Bitterweed, Common Ragweed, hogweed, Annual ragweed |
自然分布 |
北アメリカ |
形態 |
一年草.茎は高さ30~150cm.立った軟毛がある.葉は茎の下方で対生,上方で互生,二回羽状に深く裂けることが多く,裂片の先はあまり尖らない.雌雄同株.雄の頭花は枝先に細長い穂を作り,総包片は合着して皿型になり,12~16の筒状花を入れる.雄ずい5個.雌の頭花は雄花序の基部にある包葉にかくれて2~3個ずつつき,緑色のつぼ形の総包に雌ずいのみつく.果実は硬化した総包に包まれた偽果となる.偽果は長さ3~5mm,中央に長い突起,周囲に6個程度の刺状~こぶ状の突起.染色体数2n=36.変異が多く,ウスゲブタクサ(ケナシブタクサ),ケブタクサ(ビロードブタクサ)の2型がある.オオブタクサとの雑種がある. |
生息環境 |
畑地,樹園地,牧草地,芝地,路傍,荒地,林縁,河川敷など 温度選好性:温帯~熱帯 |
繁殖生態 |
繁殖期:7~10月 雌雄同株,風媒花.総苞に包まれた痩果(偽果)(32,000~62,000個)は,雨,鳥,人間などにより伝播 |
生態的特性 |
窒素分の多い酸性土壌を好むが,土壌の種類や水分に対する適応性は大きい. |