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メマツヨイグサ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 メマツヨイグサ

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メマツヨイグサ
分類群 維管束植物 双子葉・離弁花類 アカバナ科
(Onagraceae, Myrtales, Magnoliopsida, Magnoliophyta)
学名 Oenothera biennis
英名等 Common eveningprimrose
自然分布 北アメリカ
形態 二年草.茎は高さ30~150cm,全面に立ったやや軟らかい毛がある.根生葉は有柄で先が尖り,茎上の葉は無柄で先が尖り,ともに鋸歯は多く明瞭,葉面は平ら.中央脈の上面はやや赤みを帯びる.花は無柄,2.2~3cm,子房下位,がくの下部は3~5cmの筒状になり,がくは4個,淡緑色.花弁4個,長さより幅が大きく,黄色.雄ずい8個.雌ずい1個,先が4裂.果実はさく果,熟すと4片に裂ける.種子は角ばってしわが多い.
オオマツヨイグサに似るが,毛が柔らかいく基部が赤く膨れない,根生葉の先が尖る,葉面が平ら,鋸歯が明瞭で多い,葉の中央脈が赤い,花が小さい,がくが淡緑色,果実がやや大きい点で異なる.
染色体数2n=14.細胞分裂時に染色体に異常分裂が起きて変異が起きやすく,雑種も多い.アレチマツヨイグサを別種とする文献もある.
生息環境 畑地,牧草地,樹園地,路傍,河川敷,荒地
温度選好性:温帯~亜熱帯
繁殖生態 繁殖期:6~10月
両性花.果(5,000~100,000個,数年~数10年)は風,雨,鳥により伝播.自家和合性がある.
生態的特性 開けた攪乱された場所を好む.燐含量が少ない土壌でもよく生育する.
侵入情報
国内移入分布 ほぼ全国 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 観賞用として導入
侵入年代 1920年代
影響 在来種(霧ヶ峰の植物など),畑作物,牧草との競合.アレロパシー作用.数種の虫,菌の寄主.
影響を受ける在来生物:在来植物,農作物,牧草など
法的扱い 外来生物法で要注意外来生物に指定された.
防除方法 抜き取り,刈り取り
問題点等 情報整理中
海外移入分布 南アメリカ,ヨーロッパ,アフリカ,アジア,オーストラリアに分布
備考
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