(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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ナガミヒナゲシ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ナガミヒナゲシ

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ナガミヒナゲシ
分類群 維管束植物 双子葉・離弁花類 ケシ科
(Papaveraceae, Papaverales, Magnoliopsida, Magnoliophyta)
学名 Papaver dubium
英名等 Field poppy, Longhead poppy
自然分布 ヨーロッパ地中海沿岸
形態 一年草.茎の高さ20~60cm,下方には立った毛,上方には寝た毛がある.葉は1~2回羽状に深く裂け,根生葉は長さ20cmに達する.花は茎・枝の先端に単生,径3~6cm.がくは2個,長毛を密生,開花とともに落ちる.花弁4個,赤~朱赤色,多くは基部に黒い斑.雄ずい多数,やく・花糸は淡紫色.雌ずい1個,花柱を欠き,円筒形の子房の上の円盤状のおおいの上に柱頭が放射状にのびる.果実(さく果)は長さ2cmほど,幅はその1/2~1/3,無毛,柱頭の射出部は7~9個,種子に網目模様..染色体数2n=28,42.変種が分類されることある.
生息環境 畑地,牧草地,樹園地,路傍,荒地,山地近く
温度選好性:温帯
繁殖生態 繁殖期:花期は春.
両性花.果(5年以上)は風,動物,人間により伝播.
生態的特性 温暖で日当たりの良い,乾いた肥沃地を好む.土壌の種類は選ばない.
侵入情報
国内移入分布 日本全国に広く分布. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 観賞用として導入
侵入年代 1960年に東京で確認
影響 在来種や畑作物との競合
影響を受ける在来生物:在来植物
法的扱い 無し
防除方法 抜き取り,刈り取り
問題点等 情報整理中
海外移入分布 南北アメリカ,アジア,北アフリカ,オセアニアに分布(ムギ栽培に伴い分布拡大)
備考
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