(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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シマメノウフネガイ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 シマメノウフネガイ (写真なし)
分類群 軟体動物門 腹足綱 盤足目 カリバガサ科
(Calyptraeidae, Neotaenioglossa, Gastropoda, Mollusca)
学名 Crepidula onyx
英名等 onyx slippersnail
自然分布 カリフォルニア-パナマの太平洋岸
形態 扁平な長円形の皿状の殻を持つ2cm程度の巻き貝.
生息環境 他の大型貝類(サザエ・アワビなど)の貝殻に付着.潮間帯の岩にも付着.潮間帯-水深30mの海域.
繁殖生態 繁殖期:ほぼ通年
付着した貝上に卵嚢を産み,孵化するまで雌が殻内で保護する.孵化後,沿岸流に乗って分布拡大する.
生態的特性 密集して付着する.宿主の貝の排泄物や海水中デトリタスをエラで濾し集めて食べる.
侵入情報
国内移入分布 北海道,仙台湾,福島,関東-東海-紀伊半島,瀬戸内海,大分,九州北部,有明海沿岸 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 情報整理中
侵入経路 バラスト水への幼生の混入または船底への付着.
侵入年代 1968年三浦半島で初記録.1972年までに東京湾・相模湾に定着.1976年までに福島県-伊勢湾に分布拡大.1977年に大阪湾で確認.1980年代に瀬戸内海・九州東岸で分布拡大.1999に鹿児島で確認.
影響 宿主の貝に多数付着するため,宿主の行動を妨げる.カキ等と食性が競合する.しかし,影響は軽微と考えられている.
影響を受ける在来生物:宿主または競争相手となるとなる貝類.
法的扱い 特になし
防除方法 物理的除去しかない.
問題点等 情報整理中
海外移入分布 不明
備考
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