(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
  1. 侵入生物データベース >
  2. 日本の外来生物 >
  3. 昆虫類 >
  4. ツマアカスズメバチ

ツマアカスズメバチ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ツマアカスズメバチ (写真なし)
分類群 ハチ目 スズメバチ上科 スズメバチ科
(Vespidae, Vespoidea, Hymenoptera)
学名 Vespa velutina
英名等 Yellow-legged hornet, Asian black hornet,
自然分布 インドネシア,パキスタン,アフガニスタン,インド,ブータン,中国,台湾,ミャンマー,タイ,ラオス,ベトナム,マレーシア
形態 女王は30mmに達する.オスは24mm,ワーカーは平均20mmの中型のスズメバチ.体は全体に黒っぽく,腹部の先端が赤褐色.
生息環境 田園地域.都市にも生息域を拡大
繁殖生態 女王は茂みや低木の中,または地中に営巣し,コロニーが大きくなるとワーカーとともに樹木の上部に引っ越しをする.
生態的特性 食性:すべての昆虫.ハエ類やミツバチ類,トンボ類をよく捕える.巣に近づくと攻撃的になり,毒針で刺し執拗に追跡する.
侵入情報
国内移入分布 長崎県対馬 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
詳細マップはこちら
移入元 不明
侵入経路 不明.フランスへの侵入は園芸栽培種の輸入品に随伴したと考えられている.
侵入年代 2013年に初記録.2012年には侵入していたと思われる.
影響 ミツバチを捕食するため,養蜂業に被害がある.侵入した韓国では,在来スズメバチ類と競合し激減させている.在来昆虫類の捕食による送粉系サービスへの被害が懸念される.
法的扱い 外来生物法で特定外来生物に指定された.
防除方法 巣の撤去
問題点等 情報整理中
海外移入分布 フランス(2004年以前),韓国(2003年),スペイン(2010年)に侵入.
備考
令和5(2023)年度 環境省「特定外来生物の市町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査の結果は,市町村単位の分布地図※及び一覧(下記URL)にて参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/category.html
※都道府県単位の分布地図は,学術誌や記事,通報などをもとに,標本や画像データを確認して作成されたものである. 市町村単位の分布地図は,自治体へのアンケートをもとに作成されたものである. 従って,両者の分布情報が一致しない部分がある.
基本・侵入情報 参考資料リスト