(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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ヤシオオオサゾウムシ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ヤシオオオサゾウムシ (写真なし)
分類群 コウチュウ目 ゾウムシ上科 オサゾウムシ科
(Dryophthoridae, Curculionoidea, Coleoptera)
学名 Rhynchophorus ferrugineus
英名等 Red palm weevil
自然分布 東南アジア
形態 22~35mm程度の甲虫.頭部は赤褐色で複眼は黒色,長い吻を持つ.触角は先端部のみ赤褐色で他部は暗褐色~黒.胸部背面は赤褐色の地に黒色の斑紋.上翅は赤褐色の地に,周縁部などに黒色の紋.胸部・腹部背面の黒色の紋には個体変異があり,全身黒に近いものもいる.脚は黒~暗褐色.
生息環境 ヤシ類に寄生.農地や公園など.
温度選好性:平均気温16℃程度で生息可能.房総半島以西の太平洋岸地域全体が,潜在的な分布域となる.
繁殖生態 雌はヤシの幹の組織に孔をあけて産卵.1~6日で孵化.幼虫は周囲のヤシ組織を食べて幹の中心部に向かって穿孔.2月程度で蛹化し,11~45日で羽化.成虫の寿命は2~3ヶ月程度で,数回繁殖.産卵数は合計58~531個程度.性比は,雌がやや多い(1:1.2ほど)
生態的特性
侵入情報
国内移入分布 大東諸島,沖縄島,鹿児島県本土(薩摩半島南部),宮崎県(日南市),熊本県(荒尾市),長崎県(本土のほぼ全域),福岡県(博多湾の能古島,糸島市),広島県(南部,詳細不明),岡山県(玉野市),兵庫県(淡路島),和歌山県(田辺市,白浜町,みなべ町),三重県 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元
侵入経路 ヤシ類(特にカナリーヤシ)の運搬への混入と考えられる
侵入年代 国内で最初に確認されていたのは大東諸島だが,初記録年代は不明.沖縄島での初記録は1975年.本土での初記録は1998年の宮崎県日南市で,それ以降西日本各地に
影響 ヤシを食害するとともに,フザリウム菌 Fusarium oxysporum を媒介し,ヤシ立枯病を起こす.
影響を受ける在来生物:ヤシ類.国内では,特にカナリーヤシの被害が多い.
法的扱い オサゾウムシ科は検疫有害動物(植物防疫法)
防除方法 薬剤の樹幹注入や飛翔ピークにあわせた散布,被害木の破砕・燻蒸.
問題点等
海外移入分布 台湾,大陸中国,東南アジア各地(フィリピン,スリランカ,インドネシアなど島嶼域を含む),インド,パキスタン,バングラデシュ,地中海沿岸地域(中東各地,アルジェリア,エジプト,リビア,マルタ,モロッコ,ポルトガル,スペイン,フランス,イタリア,ギリシャ,イタリア,トルコ)マダガスカル,オーストラリア,パプアニューギニア,サモア,ソロモン諸島,米国,アルバ島
備考
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