基本・侵入情報 | 参考資料リスト |
侵入情報 | ||
国内移入分布 | 沖縄島(沖縄諸島)にノコギリクワガタ(原名亜種)が,宮古島(先島諸島)にヒラタクワガタ(亜種未確認)がそれぞれ定着. また,野外で幼虫・成虫・在来種との交雑個体が発見された事例は,オオクワガタ・ヒラタクワガタ類を中心として各地で多数ある. |
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません |
移入元 | 世界各地から輸入されている.日本への輸入数が特に多いのはオオクワガタ・ヒラタクワガタ類で,東アジア(国内含む)~東南アジア原産 | |
侵入経路 | 飼育個体の逸出・放逐.飼育用に多数のクワガタムシが輸入されている. | |
侵入年代 | 継続的に輸入されている | |
影響 | 在来のクワガタムシ類との競合・交雑.野外での発見事例も多数ある.また,ヒラタクワガタの日本産亜種と東南アジア産亜種の間で稔性のある交雑個体ができることも確かめられている. ダニなどの寄生生物の持ち込みリスクあり. 一部の種は,農業害虫となる可能性がある. | |
法的扱い | 条例公表種(愛知県における野外への放逐は規制されている.自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例).マルバネクワガタ属 Colophon (南アフリカ産)は,ワシントン条約で取引が規制されている(付属書IIIに掲載) | |
防除方法 | 逸出させない.遺棄しない. | |
問題点等 | 大量に輸入され,流通している. | |
海外移入分布 | 不明 |
備考 |
要注意外来生物(外来生物法).
クワガタムシ類の商品化は,日本向けの輸出のため海外の希少種が乱獲あるいは違法採集されるなど,外来生物以外の環境問題も引き起こしている. |
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