(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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オンシツコナジラミ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 オンシツコナジラミ

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オンシツコナジラミ
分類群 カメムシ目 コナジラミ上科 コナジラミ科
(Aleyrodidae, Aleyrodoidea, Hemiptera)
学名 Trialeurodes vaporariorum
英名等 Greenhouse whitefly
自然分布 北米または中南米
形態 雌の体長は約1.2mm,雄は約1.0mmのコナジラミ.胴体は淡黄色,翅はやや裾広がりの形状で淡黄色だが白色のワックス性分泌物で(介殻)で覆われ,全体が白色に見える.雄はやや小型.翅を葉とほぼ平行にしてたたんで葉に止まる.翅は後端部が重なり,間から胴体が見えない.タバココナジラミ・シルバーリーフコナジラミが45度~垂直に翅をたたむ点で識別可能.
卵は円錐形で0.3mm程度,初め黄白色で孵化までに黒褐色に変わる.下方の葉の表皮内に,円形ないし三日月型に産み付けられる.幼虫は黄色~薄い緑色~濃褐色.1齢幼虫は歩行するが,以降はカイガラムシ状になって動かない.管状器官から甘露を分泌.終齢幼虫は半透明の円盤状で,周辺部にワックスを分泌して厚い盤状になり,蛹化する.蛹は乳黄色,周縁部から下向きに湾曲した剛毛が生える.
生息環境 農地で発生.様々な植物に寄生する
温度選好性:発育零点は8.3~8.9℃,発育有効積算温度は357日度.平均気温20~24℃と比較的低温条件が好ましいと考えられる.30℃を上回ると死亡率が増加する.
繁殖生態 単為生殖,両性生殖とも行い,単為生殖では雄のみ,両性生殖では雌雄とも生産される.
産仔数:1雌の平均産卵数は120個程度だが,500卵を産卵する個体も確認されている.
生態的特性 食性:植物食
侵入情報
国内移入分布 ほぼ全国 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 北米
侵入経路 観葉植物・苗などへの混入と考えられている.
侵入年代 日本での初記録は1974年だが,その時点で22県に分布していた.沖縄での初記録は1976年2月の那覇市で,1975年10月に岐阜市から持ち込まれた花卉への混入によると推測されている.
影響 植物体から吸汁する際にキュウリ黄化ウイルスを媒介.排泄物(甘露)の付着によるスス病菌の繁殖と,それに伴なう作物の生育不良,ススによる汚染果の発生.
影響を受ける在来生物:キュウリ・メロン・レタスほか多数の農産物
法的扱い コナジラミ科は検疫有害動物(植物防疫法)
防除方法 殺虫剤,幼若ホルモン様剤を塗布した黄色シート.天敵であるオンシツツヤコバチの導入.
問題点等 情報整理中
海外移入分布 韓国,大陸中国,シンガポール,インド,スリランカ,ウズベキスタン,イラン,イスラエル,トルコ,アルジェリア,エチオピア,ケニア,モロッコ,マデイラ諸島,カナリア諸島,バミューダ,カナダ,メキシコ,米国本土,カリブ海島嶼,中南米各地,ヨーロッパ各地,オーストラリア,ニュージーランド,ハワイ
備考
日本の侵略的外来種ワースト100
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