基本・侵入情報 | 参考資料リスト |
基本情報 | ||
和名 | オオミツバチ | (写真なし) |
分類群 | ハチ目 ミツバチ上科 ミツバチ科 (Apidae, Apoidea, Hymenoptera) | |
学名 | Apis dorsata subspp. | |
英名等 | Giant honey bee | |
自然分布 | 東南アジア~南アジア(大陸中国南端部・海南島,インドシナ半島全域,フィリピン,スマトラ,ジャワ,ボルネオ,スラウェシ,チモール,ネパール,インド,パキスタン,スリランカなど).フィリピン産 (A. d. breviligula),スラウェシ産(A. d. binghami)は亜種として区別されている. | |
形態 | ワーカーの体長17~20mmになる大型のミツバチ.頭部~胸部前半は黒色で,黒色の長い毛に覆われる.胸部後半~腹部前半は黄褐色の毛に覆われ,腹部中央~後方は黒と黄色の横縞で,後方ほど黒い部分が多い.触角・付属肢は黒. セイヨウミツバチ・ニホンミツバチとは,カラーパターンで識別可能.セイヨウミツバチでは胸部が黄色の毛で覆われ,本種より腹部の黄色部分が広く,ニホンミツバチでは腹部全体で黒地に細い黄色い横線. | |
生息環境 | 大木の太い枝,崖のオーバーハングした岩の下,建造物のひさしの下面などに営巣.マレーシアのジャングルにある巨木の,地上50mの梢に営巣していた例がある. | |
繁殖生態 | 樹冠部で,日没直前ごろに交尾する.女王は多回交尾(平均60回程度)する.ワーカー・雄の卵は2.9日,女王の卵は2日程度で孵化.幼虫期間は4~5日,蛹期はワーカー11日,雄14日,女王7日程度.ワーカーの寿命は3ヶ月程度. | |
生態的特性 | 長さ1.2m,高さ0.5m前後の単葉の巣板を形成.狭い範囲で多数のコロニーが集団営巣する.一つの巣でワーカー3~4万(最大5万)程度,女王1個体,卵・幼虫・蛹8000程度.飼育は困難で,採蜜は野外の巣から行われる. 8の字ダンスにより,餌場の場所を仲間に連絡する.採餌範囲は,巣から4km以内と推定されている(ミツバチ属の中で最大).他のミツバチと異なり,夜間でも行動する. きわめて攻撃性が強く,攻撃対象を巣から1km以上集団で追いかけ,目・耳・鼻など感覚器付近を狙って刺す. 食性:吸蜜 |
侵入情報 | ||
国内移入分布 | 国内未定着.1995年に神奈川県川崎市で営巣した記録あり. |
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません |
移入元 | 不明 | |
侵入経路 | 不明だが,輸入木材とともに偶発的に持ち込まれた可能性がある. | |
侵入年代 | 1995年に川崎に持ち込まれ,一時的に棲息. | |
影響 | 不明 | |
法的扱い | ミツバチ類は指定検疫物(家畜伝染病予防法). | |
防除方法 | 情報整理中 | |
問題点等 | 情報整理中 | |
海外移入分布 | 情報整理中 |
備考 |
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