(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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アルファルファタコゾウムシ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 アルファルファタコゾウムシ

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アルファルファタコゾウムシ
分類群 コウチュウ目 ゾウムシ上科 ゾウムシ科
(Curculionidae, Curculionoidea, Coleoptera)
学名 Hypera postica
英名等 Alfalfa weevil
自然分布 ヨーロッパ
形態 体長約4~6.5mmの甲虫.体型は楕円形.胸部背面の左右および腹部背面の左右~後部が淡褐色で,頭部~胸部~腹部背面の中央部は褐色~黒褐色.毛状の2裂した鱗片に全身が覆われる.吻はほぼまっすぐでやや太く短い.上翅鱗片の切れ込みが基部に達しない点で,同属の在来種ハコベタコゾウムシ H. basalis と区別可能.
生息環境 マメ科植物に寄生
温度選好性:春は気温12℃以上になってから摂食・求愛・産卵を始める.
繁殖生態 繁殖期:1,2月を中心に12月から5月上旬まで産卵を続ける.
夏眠後11月ごろからマメ科植物(レンゲ・ウマゴヤシ・カラスノエンドウなど)に飛来し,12月~5月上旬に産卵(産仔数600~800,ピークは1~2月).4月中~下旬を中心に幼虫が出現.五月上旬から新成虫が羽化.羽化した成虫は,摂食後5月中旬から樹皮下・建物の隙間・石の下などで集団で夏眠.
生態的特性 夏眠する習性がある.
食性:マメ科植物を食害.
侵入情報
国内移入分布 北海道・福島・関東・甲信・北陸以南の各都道府県.琉球列島では,沖縄島と久米島. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元
侵入経路 輸入貨物の隙間などに紛れ込んで侵入した可能性が指摘されている.
侵入年代 国内での初記録は,1982年6月に福岡県,7月に沖縄島で.久米島での初記録は1984年.
影響 養蜂業に必要なゲンゲの葉,蕾や花を食害.多発して餌不足になると,成虫はキュウリ,メロン,ナス,タマネギ等を食害
影響を受ける在来生物:マメ科植物
法的扱い ゾウムシ科は検疫有害動物(植物防疫法)
防除方法 天敵寄生蜂の導入(ヨーロッパトビチビアメバチ Bathyplectes annurusなど).門司植防は,本種防除のため4種の寄生蜂を輸入し,ヨーロッパトビアメバチを中心に九州各県・山口県で放飼している.
問題点等
海外移入分布 中東,南アジア,東アジア,北アフリカ,北米など
備考
日本の侵略的外来種ワースト100
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