(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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ウリミバエ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ウリミバエ

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ウリミバエ
分類群 ハエ目 ミバエ科
(Tephritidae, Diptera, Insecta)
学名 Bactrocera cucurbitae
主なシノニム Dacus cucurbitae
英名等 Melon fly
自然分布 東南アジア
形態 体長7~8mmのハエ.地色は淡黄褐色~淡黄赤褐色.複眼は小豆色.明黄色の斑紋を胸部(背側面前部に楕円形の斑紋1対,背面中部に3条の縦筋,側面に大型の斑紋を側面に1対,背面後部に大型の黄色部)持つ.卵は乳白色,両端が尖りやや湾曲した長さ1.1~1.4mmの円筒形.幼虫は乳白色(若齢期)~黄色(3齢後期)のうじ状で,老熟幼虫は体長12mmになる.蛹は黄褐色の俵状で長さ4.8~6.0mm.在来種のカボチャミバエと同属だが,羽端紋がより大きく,横脈上にも明瞭な斑紋を有する.
生息環境 ウリ類に寄生
温度選好性:卵~蛹の発育は,9℃以下では止まる.
繁殖生態 繁殖期:温暖なら通年
羽化後9~12日で,夕暮れ~明け方に交尾し,ウリ類の幼果に産卵.産卵数は一回に2~30個(一世代に最大1000個ほど).卵は27~28℃では27時間程度で孵化.4~7日間の幼虫期に寄主の果実を食害.果実から飛び出して地中に潜って蛹化し,7~13日程度で羽化.
生態的特性 朝夕の冷涼な時間帯に行動.日中は葉の裏などで静止.
食性:幼虫はウリ類の果実.成虫は樹液・カイガラムシやアブラムシの排泄物など.
侵入情報
国内移入分布 かつて琉球列島に定着していたが,1993年までに根絶された 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 不明
侵入経路 不明
侵入年代 1919年に八重山諸島小浜島で発記録.その後分布拡大:宮古諸島(1929)久米島(1970),沖縄諸島(1972),与論・沖永良部島(1973),奄美諸島(1974),大東諸島(1977)
影響 ウリ類を中心とした農業被害
影響を受ける在来生物:ウリ類(ゴーヤ・キュウリ・カボチャ・メロンなど),マンゴー,トマト,インゲン,パパイヤなど
法的扱い 検疫有害動物.また,ウリミバエ発生地域からのウリ科植物(一部例外あり)のの生茎葉及び生果実,インゲン,キマメ,ゴレンシ,ササゲ,シシトウガラシ,トマト,ナス,パパイヤ,Mangifera属(マンゴー類),Hylocereus属(ドラゴンフルーツ類)の生果実は輸入禁止(植物防疫法)
防除方法 不妊虫放飼法.奄美諸島では約10年(1979~1989)かけて31億円,延べ12万2千人沖縄県では約20年(1972~1993)かけて170億円,延べ31万8千人を投入して根絶.放飼した不妊虫は,奄美諸島で合計約94億匹,沖縄県で約531億匹.
問題点等
海外移入分布 アフリカ各地,モーリシャス,レユニオン,パプアニューギニア,ハワイ,ミクロネシアなど
備考
日本の侵略的外来種ワースト100
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