(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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ノーザンパイク

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ノーザンパイク (写真なし)
分類群 硬骨魚綱 カワカマス目 パイク科
(Esocidae, Esociformes, Actinopterygii)
学名 Esox lucius
英名等 Northern pike
自然分布 米国中部よりカナダ全域,アラスカ,ヨーロッパ,アジア北部にかけて分布する淡水魚.
形態 体長~130cm,暗褐色の体表に明るい班点がある.幼魚の体表は緑色っぽく,班は帯状.
生息環境 水生植物の多い流れの緩やかな河川や湖沼.
温度選好性:マスキーパイクよりは冷たい水域に棲む.
繁殖生態 繁殖期:産卵期は春で4月~5月,マスキーパイクより2週間ほど早い.
生態的特性 悪食で魚以外にも水辺の生き物を何でも飲み込む.餌が豊富な場所では待ち伏せ型の捕食行動をとり殆ど動かないが,餌の密度が低い場合はよく移動する.
食性:肉食で他の魚類やヘビ,ネズミなどの小動物を襲って食べる.
侵入情報
国内移入分布 国内未定着 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 国内未定着
侵入経路 観賞魚として流通していた.海外ではスポーツ・フィッシングに利用されている.
侵入年代
影響 海外では,在来種との競合・捕食による影響が生じている.
影響を受ける在来生物:在来魚類
法的扱い 外来生物法で特定外来種に2次指定された.移入規制種(佐賀県 環境の保全と創造に関する条例).イギリス・ニュージーランドへの持ち込みが制限されている.
防除方法 米国(国内で釣り対象として移入が生じた)では,電気ショッカー,刺し網,かごワナ,ロテノン(殺魚剤)による駆除,電気バリアなどによる分布拡大防止策が講じられている.
問題点等 情報整理中
海外移入分布 イラン,シリア,トルコ,アイルランド,ポルトガル,スペイン,アルジェリア,モロッコ,エチオピア,アゾレス諸島等
備考
スポーツ・フィッシングに利用されている.

令和5(2023)年度 環境省「特定外来生物の市町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査においては,侵入が確認されなかった. 調査結果の詳細について,以下のURLから一覧表を参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/category.html
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