基本・侵入情報 | 参考資料リスト |
侵入情報 | ||
国内移入分布 | 北海道に定着.また,各地で人為的な放流が行われており,利根川・荒川水系,酒匂川などで遠隔地から導入されたと思われるメダカが検出されている. |
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません |
移入元 | DNA型から,北海道集団は東北~関東~中部の太平洋側,関東外来個体は瀬戸内周辺由来と推測される. | |
侵入経路 | 環境保護・環境教育を目的とした放流,観賞用に流通しているヒメダカの放流・逸出などと考えられている. | |
侵入年代 | 放流は各地で頻繁に行われている | |
影響 | 北海道以外の地域では,在来集団に対する遺伝的撹乱が生じる. 影響を受ける在来生物:在来のメダカ集団 | |
法的扱い | 絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドデータブック) | |
防除方法 | 情報整理中 | |
問題点等 | 情報整理中 | |
海外移入分布 | ロシア,トルクメニスタン,カザフスタン,イラン,アフガニスタン,ハワイ,キューバ等(広義の O. latipes) |
備考 |
かつて日本全域・朝鮮半島・大陸中国・台湾のものが同種(広義の Oryzias latipes)と考えられていたが,青森県~東北地方日本海側~北陸~若狭湾岸~兵庫県北部の集団(“北日本集団”)が,2011年に新種 O. sakaizumii として記載された.これに伴い,広義の O. latipes のうち,国内の他地域のものは狭義の O. latipes,朝鮮半島西部~大陸中国・台湾の集団は O. sinensis となり,朝鮮半島東岸~南岸地域の集団の分類学的帰属は未確定(未記載種またはO. sakaizumiiの未記載亜種?)となる.
国内の外来個体群は,全て狭義のメダカ O. latipes に属する.トルクメニスタン,カザフスタン,アフガニスタン,イランのものは中国由来とされているが,その他の海外の外来個体群については不明. |
基本・侵入情報 | 参考資料リスト |