基本情報 |
和名 |
ビワマス |
(写真なし)
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分類群 |
硬骨魚綱 サケ目 サケ科 (Salmonidae, Salmoniformes, Actinopterygii) |
学名 |
Oncorhynchus masou rhodurus |
主なシノニム |
O. rhodurus |
英名等 |
Biwamasu |
自然分布 |
琵琶湖 |
形態 |
全長40cm.サツキマスに酷似するが,朱色点は成魚の場合完全に消失している.幽門垂数はビワマスでは56.9±6.6で,サツキマスの48.3±5.9,新潟産のサクラマスの48.3±6.7と比べると,ビワマスのほうが10本近く多い. |
生息環境 |
湖,河川. |
繁殖生態 |
繁殖期:9~11月 雌が直径50cm程度の産卵床を掘る. |
生態的特性 |
夏,湖中での遊泳層は水温15℃付近,すなわち水深15~20mの躍層直下でm捕食時にのみ水温20~25℃の表層に出撃し,群れアユを捕食するらしい.高温で餌の多い表層で捕食し,低温の躍層下で休息するのがふつうで,夏季の琵琶湖の水温が上下で大きく違うことを巧みに利用して生活している. 食性:河川生活期の稚魚は小型の水生昆虫や陸生昆虫を捕食し,湖中の未成魚はヨコエビなどの甲殻類を,成魚は湖中のアユやイサザなどの魚類とヨコエビを主に食べる. |