(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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ビワヒガイ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ビワヒガイ

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ビワヒガイ
分類群 硬骨魚綱 コイ目 コイ科
(Cyprinidae, Cypriniformes, Actinopterygii)
学名 Sarcocheilichthys variegatus microoculus
英名等 Biwa-higai
自然分布 琵琶湖,瀬田川
形態 全長20cm.カワヒガイに似るが,体が大きくて側扁し,吻がとがり,口がやや大きく,眼が小さく,尾柄高が頭長の49%未満と低く,尾鰭の後縁の切れ込みが深い.1対の口ヒゲはきわめて短く,先端に向かって先細る.体色や斑紋のパターンはカワヒガイに似るが,雲状斑はあらく,特に琵琶湖北部のやや深いところに生息する大形の個体では消失する.背鰭には1本の黒い縦条を備える.
生息環境 湖や川の下流域.
繁殖生態 繁殖期:4~7月
琵琶湖ではイシガイ,マルドブガイ,カラスガイ,ササノハガイなどの殻長2.5~7.0cmの二枚貝に産卵する.産卵場所の条件としては,ゆるやかな流れがあり,沈水植物が粗生し,上記の2枚貝が存在していることが必要となる.
生態的特性 常に水底近くを泳ぐ.
食性:毛翅類やユスリカ科などの水生昆虫の幼虫,小型の巻貝,動物プランクトン,石面に付着する有機物や藻類を食べる.
侵入情報
国内移入分布 東北,北陸,関東地方の各県および山梨県,長野県,高知県,福岡県(遠賀川水系) 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 琵琶湖
侵入経路 琵琶湖産アユの放流種苗に混入して各地へ移殖されたと考えられている.霞ヶ浦には,1918年に250尾移植放流.
侵入年代 1912年以降.霞ヶ浦では1918年
影響 不明
影響を受ける在来生物:カワヒガイ
法的扱い 特になし.
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 なし.
備考
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