基本情報 |
和名 |
カマツカ |
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分類群 |
硬骨魚綱 コイ目 コイ科 (Cyprinidae, Cypriniformes, Actinopterygii) |
学名 |
Pseudogobio esocinus |
英名等 |
Kamatsuka |
自然分布 |
朝鮮半島,中国北部,日本(岩手・山形以南の本州,四国,九州,壱岐). |
形態 |
全長20cm.体は細長く,前部が縦扁し,後部が側扁する.吻は長くとがる.眼は高い位置にある,口は吻端の下方に開き,口ヒゲは一対でその長さはほぼ眼径に等しい.唇は多数の乳頭突起に縁取られる.胸鰭と腹鰭は大きく,水平位にある.肛門は腹鰭のやや後方に位置し,日本産コイ科の中では最も前方にある.肛門と臀鰭起点間のうろこの数は13~16枚.下あごのはしから胸鰭基底までの腹面にはうろこがない.体色は淡褐色で,体側には円形の暗色斑が,背中線上には鞍状の暗色斑はそれぞれ縦に並ぶ.腹面は淡黄色.臀鰭を除く各鰭には褐色の小斑点が散在する. |
生息環境 |
川の中・下流域や湖の沿岸と,これに連絡する灌漑用水路. |
繁殖生態 |
繁殖期:5~6月 産卵は夜間,川の浅くて流れのゆるやかな場所で行われ,卵は砂礫底にばらまかれる. |
生態的特性 |
砂底ないし砂礫底のところに多く,少しずつ前進しては,吻を突出させて砂とともに餌を吸い込み,えらあなから砂を出すという摂餌方法をとる. 食性:主に底生動物を食べる雑食性で,幼魚は藻類も食べる. |