基本情報 |
和名 |
ワタカ |
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分類群 |
硬骨魚綱 コイ目 コイ科 (Cyprinidae, Cypriniformes, Actinopterygii) |
学名 |
Ischikauia steenackeri |
英名等 |
Wataka |
自然分布 |
日本(琵琶湖淀川水系) |
形態 |
全長30cm.体は細長く側扁する.腹鰭基底から肛門までの復縁部は竜骨状の隆起縁を形成する.大型の個体では頭部後方の背縁が盛り上がる.頭は小さく目は大きい.口は吻端にあり,やや上に向く.胸鰭・背鰭・尻鰭の前縁部は概して長い.背鰭の第3棘条軟条は柔軟条がある.尾鰭の後縁は鋭く切れ込む.尻鰭は3棘13~15軟条,尻鰭の基底は日本産コイ科のなかで最も長い.体色は銀白色で,背部は緑青色.体の側線は完全,下方に強く湾曲する.咽頭歯は3列.雄の婚姻色は,蔟粒状の追星が頭部,背面,胸鰭に現れる. |
生息環境 |
ヨシ場を主な生息場所とする.河川では下流域の「わんど」や流れのほとんどない水路に多い. |
繁殖生態 |
繁殖期:6~8月(水温22~25℃)
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生態的特性 |
降雨後の夜間に産卵する. 食性:水草を主体とした雑食性.幼魚はミジンコ類,水生昆虫,付着藻類も食べる. |