基本・侵入情報 | 参考資料リスト |
基本情報 | ||
和名 | ジルティラピア | (写真なし) |
分類群 | 硬骨魚綱 スズキ目 カワスズメ科 (Cichlidae, Perciformes, Actinopterygii) | |
学名 | Tilapia zillii | |
英名等 | Redbelly tilapia | |
自然分布 | アフリカ大陸北部~西アジア.イスラエル,ヨルダン,エジプト,アルジェリア,モロッコ,ニジェールなど | |
形態 | 3~4年魚で,雌400~500g,雄800~1000g,体長30cm以上. | |
生息環境 | 淡水域から汽水域.かなり高濃度の海水中でも生息. 温度選好性:ナイルティラピアより低水温に対する抵抗性が弱い.15℃以下で昏睡状態.産卵は21~22℃以上で始まる. |
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繁殖生態 | 繁殖期:水温条件が良ければ周年.約50日周期で産卵が可能. 底質のかたいところを選んで,泥などの堆積物などを除去・清掃して産卵床としたあと,底へ雌は径2mm弱の暗オリーブ色の付着卵を産み付ける.その直後に雄が続いて卵を受精させる.産仔数:約7,000 | |
生態的特性 | 巣は円形で,径20~25cm,深さ5~8cm.産卵は壁面とか堅い物体に産み付ける.1列の長さ15~20cmに何列も卵が産み付けられ,全体として平らな1層の卵群が形成される.卵及び仔魚は親魚が保護する.孵化直後の仔魚は,頭部にある分泌腺から分泌される粘着糸で産卵床に付着する.そして,頭を斜め下方,尾部を斜め上方に向けて,絶え間なく体全体を左右に激しく振るリグリングwrigglingと呼ばれる行動を行う.この行動は,鰓が発生するまでの尾部毛細血管網によるガス交換を容易にするための呼吸運動の一種である. 食性:雑食性であるが,ナイルティラピアより植物食に対する嗜好性が強い.特に糸状藻類を好む.海産藻類ではアオノリを選択摂取する. |
侵入情報 | ||
国内移入分布 | 滋賀県,鹿児島県,沖縄県.滋賀・鹿児島では,工場の温排水や湧水のある場所など,温度の安定した場所のみ. |
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません |
移入元 | エジプトのアレキサンドリア水族館から贈与 | |
侵入経路 | 観賞用に.食用に養殖されたこともある. | |
侵入年代 | 1962年 | |
影響 | 不明 | |
法的扱い | 特になし. | |
防除方法 | 情報整理中 | |
問題点等 | 情報整理中 | |
海外移入分布 | タイ,西アジア各地,東アフリカ各地,米国,メキシコ,アンティグア,ニューカレドニア,グアム,ハワイ,モーリシャス等.自然分布域内でも移送が起きている. |
備考 |
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