基本情報 |
和名 |
ナイルティラピア |
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分類群 |
硬骨魚綱 スズキ目 カワスズメ科 (Cichlidae, Perciformes, Actinopterygii) |
学名 |
Oreochromis niloticus |
英名等 |
Nile tilapia |
自然分布 |
アフリカ西部(ニジェール川水系等),アフリカ東部(タンガニイカ湖以北のナイル川水系),イスラエル(ヤルコン川) |
形態 |
最大で全長50cm体重900g以上.成長は水温に左右され,飼育下では全長70~80cm体重3kg以上に達する.背鰭17(15~18)棘11~14軟条,尻鰭3棘10~11軟条,縦列鱗数31~33,脊椎骨数31(29~32),第1鰓弓下肢鰓耙数20~26.体色は生息環境により異なるが,黄みを帯びた暗灰色を示すことが多い.体側には不明瞭な8~10本の暗色の横帯があり,尾鰭には細かい横縞が見られる.モザンビークティラピアに比べて,口が小さく体高が高い.腸管は複雑に巻く. |
生息環境 |
淡水域から汽水域まで. 温度選好性:生活水温は16~37℃.適温範囲は24~32℃.22℃以上で産卵 |
繁殖生態 |
繁殖期:水温条件がが良ければ何時でも産卵する. 産仔数:産卵数は160~2,000粒 |
生態的特性 |
水温が19℃以上になると雄は縄張りを作り,その中央部にすり鉢状の産卵床を作る.卵は雌が口腔哺育する.受精卵は静止すると死んでしまうため,口腔内で雌の呼吸運動に合わせて回転する. 食性:雑食性.稚魚期は動物プランクトンを主に摂取.共食いをする.成長するに従って植物質を多く摂取し,クロレラ,野菜くず,コンフリー等葉緑素が多い植物を摂食する. |