(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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ヒメマス

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ヒメマス, ベニザケ (写真なし)
分類群 硬骨魚綱 サケ目 サケ科
(Salmonidae, Salmoniformes, Actinopterygii)
学名 Oncorhynchus nerka
英名等 Sockeye salmon, Kokanee
自然分布 北米大陸カリフォルニア州から北洋をめぐり北海道沿岸に至る北洋水域.陸封型のヒメマスは米国,カナダ,カムチャツカ,北海道(阿寒湖,チミケップ湖)などに,降海型のベニザケはカリフォルニア沿岸~択捉島の北太平洋に分布.
形態 陸封型をヒメマス(全長17~30cm),降海型をベニザケ(全長約60cm体重1.4~3.2kg)という.
生息環境 湖沼,河川~海洋.
温度選好性:適温域は10~13℃
繁殖生態 産仔数:産卵数は3,500~3,700粒
繁殖期:夏~秋
生態的特性 湖沼に流入する河川で産卵.孵化した稚魚は湖沼に入り1~5年湖沼生活をした後降海する.海洋生活を1~3年した後遡上して産卵.
食性:甲殻類からなる動物プランクトンで,底生性のユスリカのさなぎやフサカの幼虫も好んで捕食する.また晩春から初夏にかけては,湖面に落下する陸上昆虫も餌となる.
侵入情報
国内移入分布 陸封型(ヒメマス):北海道(支笏湖,洞爺湖),青森(十和田湖)栃木(中禅寺湖),神奈川(芦ノ湖),山梨(西湖,本栖湖),長野(青木湖).
降海型(ベニザケ):北海道(西別川,安平川).
国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 支笏湖産は阿寒湖から移植.他の多くの地域には支笏湖および択捉島から移植.
侵入経路 水産資源として
侵入年代 阿寒湖から支笏湖への移植は1894年.
影響 在来魚との競合,動物プランクトン捕食の可能性がある.
影響を受ける生物:在来魚類,動物プランクトン
法的扱い 北海道では禁漁(北海道内水面漁業調整規則).他地域でも,時期により禁猟区が設定されている.
防除方法
問題点等
海外移入分布 ニュージーランド(カナダから移植)
備考
西湖には,本種のほかにクニマス O. kawamurae の移植個体群も分布することが2010年に判明した.クニマスは秋田県田沢湖の固有種で,1940年頃に絶滅したとされ,現在では西湖が唯一の生息地.ヒメマスの亜種とされていたこともある.
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