(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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コブハクチョウ

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基本情報
和名 コブハクチョウ

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コブハクチョウ
分類群 鳥綱 カモ目 カモ科
(Anatidae, Anseriformes, Aves)
学名 Cygnus olor
英名等 Mute swan
自然分布 ヨーロッパ西部,中央アジア,モンゴル,シベリア南部
形態 全長約1.6m.体は白色,嘴はオレンジ色がかった赤色,その基部に黒色のこぶがある.若鳥は灰褐色で,こぶはほとんどない.
生息環境 湖沼,河川.
繁殖生態 繁殖期:産卵期は4~5月
産仔数:1回に4~7卵
生態的特性 巣は岸辺の草むらの地上に作る.
食性:水草(マコモなど),穀物,昆虫
侵入情報
国内移入分布 北海道ウトナイ湖(繁殖地),茨城霞ヶ浦(越冬地).青森,秋田,関東各都県,山梨,新潟,富山,石川,静岡,愛知,近畿・中国・四国・九州の各府県で確認されている. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元
侵入経路 意図的な放鳥による.
侵入年代 1952年に皇居外苑の壕に放たれた.1975年に函館市の大沼公園に1つがいが放たれた.1977年に大沼公園からウトナイ湖に移り,1978年からウトナイ湖で繁殖.
影響 現在のところ著しい悪影響は観察されていない.オオヒシクイと生息場所を巡る競合の可能性が報告されており,湖沼の栄養循環を変化させる恐れもある.
影響を受ける在来生物:オオヒシクイ等
法的扱い 公表移入種(愛知県では放逐禁止.自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例).
防除方法
問題点等
海外移入分布 北米,オーストラリア,ニュージーランド,南アフリカなど
備考
1933年に八丈島で野生鳥の捕獲記録があるが,最近50年以上確実な国内野生記録はない. 飼育個体は翼を切って飛べないようにした上で半ば放し飼いにされることが多いが,繁殖した場合,雛は当然飛ぶことができるので,放置すればいずれ自由に分散する.

愛知県では侵略性のある外来種として放逐が禁止されている一方,場合によっては保護されることもある.数が減っていた山梨県の南伊奈ヶ湖に,2012年9月に同県の山中湖から新たな個体が持ち込まれた.
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