(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース Japanese | English
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キョン

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 キョン

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キョン
分類群 哺乳綱 偶蹄目(ウシ目) シカ科
(Cervidae, Artiodactyla, Mammalia)
学名 Muntiacus reevesi
英名等 Reeves's (or Chinese) Muntjac
自然分布 中国南部,台湾
形態 体色は茶褐色で,腹面は黄色がかる.目の上から頭頂にかけて黒い線が走る.雄は角を持つ.角長は15cm以下で2ポイントになる.雄の上顎犬歯はよく発達し牙となる.頭胴長1m以下,尾長15cm,肩高:雄48cm,雌45cm,体重:雄成体14kg,雌成体12kg.性的二型は顕著であるが,特に首周りは雄33cm,雌26cm.雄では眼下腺,前頭腺がよく発達し,頻繁にマーキングを行う.
生息環境 台湾では山地の広葉樹林に分布.イギリスでは様々なタイプの森林を利用.夜には林縁部に出ることもある.
繁殖生態 産仔数1.妊娠期間210日前後(着床遅延によるものと考えられる).生後1年以内に繁殖参加.繁殖期は4~6月がピークだが,通年繁殖.国内の飼育下では11~12月にも小ピーク.
生態的特性 単独またはペアで行動.なわばり制.活動は朝と夕方盛んになる.危険を感じると,イヌの声のような警戒声を発する.
食性:木の葉,果実
侵入情報
国内移入分布 房総半島南部,伊豆大島 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元
侵入経路 動物園施設から逸走
侵入年代 千葉県では1960年代~1980年代.伊豆大島では1970年代
影響 在来植物の食害による植生の破壊.房総では,在来のニホンジカが忌避するアリドオシを採食.農業被害.被害品目は,イネ・トマト・カキ・ミカン・スイカ・花・タケノコ・キーウィ・アシタバなど多岐にわたる.伊豆大島では,島嶼生態系への影響も懸念される.
法的扱い 外来生物法で特定外来生物に指定された.
防除方法 捕獲による管理.伊豆大島では積極的には実施されていない.千葉県では年間数百頭程度捕獲されているが,年間数千頭の捕獲が必要という試算が行われている.
問題点等
海外移入分布 イギリス.フランスにも持ち込まれたが,現在は見られない.
備考
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