表及び図中の語句の説明
A0001(例) |
試験した順番でつけた当研究所の識別ナンバー |
Evaluation |
各化学物質のエストロゲン作用について研究者サイドの基準によりアゴニストとアンタゴニスト別に判定した評価を記載しました。
(例)
− |
陰性 |
+(+S9) |
+S9テストで陽性 |
Not tested |
試験せず |
Not applied |
試験を適用しない
(強いアゴニスト活性を示すため) |
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(-S9) |
化学物質そのままの試験、代謝試験(+S9)に対する表記法 |
(+S9) |
市販のラット肝上清(S9と呼ばれる)を含む溶液で化学物質を37℃で1時間処理した物質による試験 |
ECx10 |
アゴニスト試験の評価値で、濃度に依存したβ-ガラクトシダーゼの化学発光強度の増加を示し、4倍以上の活性が見られる化学物質のベースラインに対して化学発光比が計算上(回帰直線式)10倍を示す濃度(nM) |
-<10,000nM(例) |
試験化学物質が、10,000nM以下の試験濃度でベースラインの4倍以上の活性が認められず、陰性と判定 |
Relative activity (%) to E2 |
E2(β-エストラジオール)の活性を100としたときの相対活性比(強さの指標) |
Toxicity(P.B.)、IC50 |
試験化学物質の一般毒性の指標とした発光細菌毒性試験(-S9テストのみ)、IC50は発光細菌の生物発光を50%抑制する濃度(推測値も含む) |
EC50 |
アンタゴニスト試験の評価値で、濃度に依存したリガンド(E2)による活性の抑制を示し、対照に対して40%以上の抑制率を示した場合の化学物質の50%抑制(影響)濃度 |
Antagonist, -<5,000nM(例) |
5,000nM以下の試験濃度で対照の40%以上の抑制率を認めず |
RA(%) to 4-H-TF |
4-Hydroxy-tamoxifen(エストロゲン・アンタゴニスト作用陽性対照物質)に対する相対活性比 |
Toxicity(YTOX),IC50 |
酵母アッセイ法によるアンタゴニスト試験結果の判定に供する酵母毒性試験、IC50は酵母の誘発β-ガラクトシダーゼを50%抑制する濃度 |
Ratio of CLN(T/B) |
アゴニスト試験において、誘導されるβ-ガラクトシダーゼの化学発光強度をベースライン(Concentration;0nM)に対する処理群の比で示した値 |
Rate(%) of BLN(T/C) |
発光細菌毒性試験において、生物発光強度の対照(0nM)に対する処理群の百分比(%)
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% of CLN Inhibition |
アンタゴニスト試験において、化学物質処理によるリガンド(E2)の化学発光強度の抑制を百分率(%)で示した値
(例)
0 |
抑制も増加も見られず |
69 |
化学物質の処理によりリガンドの活性が69%抑制された |
+120 |
化学物質の処理によりリガンドの活性が対照よりさらに120%増加した |
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Rate(%) of β-GAL(T/C) |
酵母毒性試験(YTOX)において、化学物質処理による酵母の誘発β-ガラクトシダーゼ値の対照(0nM)に対する百分比(%)
(例)
100 |
抑制も増加も見られず |
43 |
化学物質の処理によりβ-GAL値が49%抑制された |
110 |
化学物質の処理によりβ-GAL値が対照よりさらに10%増加した |
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