熱帯林プロジェクトについて
発芽実験 動物の調査 気象観測
熱帯林は地球上の半分以上の生物種が生息する多様性のゆりかごと呼ばれています。 また、地上部には高い生物量(バイオマス)を蓄えることから、炭酸ガスのシンクとして その存在が重要視されております。 しかし、近年、熱帯林の減少や劣化は急激な勢いで進んでいるため、熱帯林機能の解明、修復技術の開発などを含む研究 プロジェクトが世界中で進められつつあります。
本熱帯林プロジェクトでは、特に東南アジアの熱帯林に注目し、半島マレーシアの熱帯林における動植物などの インベントリー的調査に加え、同一サイトにおける 二酸化炭素フラックス、気象、水門、社会経済学的な調査も行っており、 生物学的調査に限定しない様々な角度からの調査を行っています。


<プロジェクトの研究テーマ>

(E-4)熱帯域のエコシステムマネージメントに関する研究(2002年度から2004年度まで)
熱帯域の森林生態系の劣化をくい止めるためには、法的整備、地元住民を対象とした健全な森林管理へのインセンティブの導入や マーケットによる違法伐採のコントロールが効果的であるといえます。長期資源利用を目指した生態系の保全・管理 を目指すためには、生態系サービス機能を解析・整理したうえで、科学的な裏付けによる管理基準(評価指標)を設定し、 森林認証制度やランドスケープ管理に対して、具体的にどのような提案が行えるかを十分検討する必要があり、 現場の管理者が森林の状態を効率的に把握できるような科学的根拠に基づいた指標作りが急務であると言えます。

上記の背景を踏まえ、熱帯林生態系がどのようなサービス機能を保持し、地域の環境保全の障害となっている要因はなにか、 また地域内の各生態系の財としての価値を最大限に引き出すためにはどのような制度上の改革が必要なのかを 迅速に検討できる環境管理プログラムの構築を早急に行うことを目的としております。 本プロジェクトでは、西マレーシアのモデルサイト(マレーシア、ネグリスンビラン州、パソ森林保護区)近辺における 生態系サービス機能を解析、整理した上で科学的な裏付けによる管理基準を設定し、 森林認証制度やランドスケープ(景観)管理に対して提案を行うための 研究を行っています。



・森林認証制度支援のための生態系指標の開発に関する研究
・多様性評価のためのラピッドアセスメント開発に関する研究
・地域社会における生態系管理へのインセンティブ導入のための研究



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