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● この位置の概要
水深(満潮観測時の平均水深)1.6m
サンゴ群集動態
環境と新規定着が良好な場所では、急激な群集回復が起
こることを概観できる地点であり、また、空間をめぐる種
間・群体間の熾烈な競合も確認できる。なお、本地点は高
密度な卓状ミドリイシ類の安定した極相状態に遷移するこ
とが予想されたが、本類は度重なる物理的環境攪乱(高水
温や低水温)による斃死が続いて衰退し、これに変わって
枝状ミドリイシ類が勢いを増してきているように見える。
●1994/10 枠位置は標準(1996年7月)よりも上方に若干ズレてい
る。数年前に着底したミドリイシ類の小型群体が目立つ。
枠内左下隅のトゲスギミドリイシは枝が破損している。こ
れは、前年の台風波浪の影響かもしれない。推定被度は25
%。
●1995/07 ミドリイシ類の成長が順調。被度は30%に上昇。
●1996/01 (1996/07 参照)
●1996/04 (1996/07 参照)
●1996/07 ミドリイシ類、特に卓状ミドリイシ類の成長が顕著で、
中央付近では群体同士が接触して競合が起きている。左下
隅のはヒメアナサンゴモドキ、右下隅のはヘラジカハナヤ
サイサンゴである。被度はおよそ50%に上昇。
●1996/10 (1996/07 参照)
●1997/02 卓状ミドリイシ類の増加が目立つ。被度は60%に上昇。
なお、枠内左上隅の卓状ミドリイシに斃死と白化が認めら
れる。
●1998/01 サンゴの成長は順調で、熾烈な空間をめぐる争いが展開
している。被度は70%に上昇。
●1998/07
立体枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
卓状ミドリイシ類(クシハダミドリイシとハナバチミドリ
イシ)と枝状ミドリイシ類(トゲスギミドリイシ)のコン
トラストの美しい場所で、被度は80%を越える。
●1999/02
立体枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
サンゴ群集の概況は1999/July/07を参照。
●1999/07
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
昨夏の白化の影響は軽微で、枠内左上隅のハナガサミドリ
イシのみに被害(群体の7割が斃死)が認められる。枠内中
央の卓状ミドリイシ類はクシハダミドリイシ、その両端は
ハナバチミドリイシである。また、枠内右上にはトゲスギ
ミドリイシが、左下にはヒメアナサンゴモドキが、右下に
はハナガサミドリイシが、そしてその直下にヘラジカハナ
ヤサイサンゴがそれぞれ分布する。枠内被度は90%を越える。
●2000/01
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
枠内上端から枠外にかけてはアンカー被害と思われるサン
ゴ破壊が確認される。ここにあったハナガサミドリイシは
消失し、また、枝状ミドリイシ類は粉々になっている。さ
らに、昨12月の寒波の影響を受け、画面右下のハナバチミ
ドリイシは群体全体がほぼ斃死している。
●2000/08
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
1月と大きな変化は見られない。
●2001/06
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
枠内中央と右下の斃死したハナバチミドリイシの間隙に着生
したクシハダミドリイシの成長が顕著である。枠内右上にあ
ったトゲスギミドリイシは群体の大部分が斃死しているが、
これは昨冬の寒波による影響かもしれない。
●2002/10
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
枠内中央のクシハダミドリイシの半分が斃死しているが、こ
れは、昨夏の白化の影響と思われる、枠内被度はおよそ60%
である。
●2003/06 調査直前に襲来した大型台風の影響は軽微で、クシハダミ
ドリイシの顕著な成長が認められれ、被度は前年の60%から
およそ70%に回復。
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