水深(満潮観測時の平均水深)1.8m
この地点のサンゴ群集動態の概要
年ごとに枠位置のズレがあるが、基本的にはトゲスギミ
ドリイシの大型群体を枠中央に配した地点である。本群体
は1999年冬季の寒波、2001年夏季高水温などで壊滅状態に
追い込まれ、枠内被度も1998年をピーク(70%)に現在は
15%程度に激減している。
●1994/07 他の年と枠位置が全く異なる。本地点の枠標準位置は
1996年7月の画像とする。
●1995/07 中央にトゲスギミドリイシの大型群体があり、その周囲
にはオヤユビミドリイシなどのミドリイシ類が散見される。
被度はおよそ50%。
●1996/01 (1996/07 参照)
●1996/04 (1996/07 参照)
●1996/07 ミドリイシ類が順調に成長している。中央にある大型群
体はトゲスギミドリイシ、その左上と左下はコユビミドリ
イシ、左上隅はオヤユビミドリイシ、左下隅はトゲマツミ
ドリイシ、その右横はハナガサミドリイシである。被度は
およそ65%。
●1996/10 枠位置がまったく異なる。画像無効。
●1997/02 枠位置がまったく異なる。画像無効。
●1998/01 1996年夏季と大きな変化は認められないが、枠外右側に
あったハナヤサイサンゴ類(おそらくチリメンハナヤサイ
サンゴ)の1群体が消失している。被度はおよそ70%。
●1998/July/01
立体枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
本映像は方形枠設置点から左上に50cmほどずれている。
ミドリイシ類を主体とした高被度の場所で、概して枝状
ミドリイシ類群体は大型であるが卓状ミドリイシ類は小
型である。
●1999/Feb/18
立体枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
サンゴ群集の概況は1999/July/07を参照。
●1999/July/07
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
昨夏の白化被害は軽微。枠内には、上方と下方左側にト
ゲスギミドリイシが、中央左側にトゲマツミドリイシが、
その右側にハナガサミドリイシが、それを取り囲む形でコ
ユビミドリイシの複数群体が、そしてそれらの下側にはイ
ボハダハナヤサイサンゴがそれぞれ分布する。枠内被度は
およそ60%である。
●2000/Jan/24
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
昨12月の寒波被害が枠内上方のトゲスギミドリイシ(群体
全体の30%斃死)、およびその下側のトゲマツミドリイシ
(20%斃死)で認められる。
●2000/Aug/24
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
1月と大きな変化は見られない。寒波で斃死したトゲスギミ
ドリイシの回復は進むが、トゲマツミドリイシではそれは
見られない。
●2001/June/27
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
枠内中央やや右下にあったコユビミドリイシの2つの小型群
体が見られなくなっている。また、残存する本種の大型群
体やその左隣のハナガサミドリイシは、群体全体の半分ほ
どが斃死している。これらにも寒波の影響があったのかも
しれない。さらに、これらのサンゴの下側のイボハダハナ
ヤサイサンゴは、基盤から剥がれ転がっているように見え
る。枠外右上のハナバチミドリイシは成長が顕著である。
●2002/Oct/3
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
昨夏の白化被害は軽微であったように思われるが、枠内中央
や右下のコユビミドリイシの生残部は昨年よりもさらに減少
している。枠内に関しては、サンゴの増加は進まない。
●2003/06 前年と大きな変化は見られない。枠位置を補整した地点の
被度はおよそ15%。
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