● この位置の概要
水深(満潮観測時の平均水深)2.3m
サンゴ群集動態
クシハダミドリイシの大きな群体に左右を挟まれた窪
みに位置し、被度も種多様性もあまり高くない。1998年
夏季の白化被害は一部のサンゴ群体(コユビミドリイシ)
のみに止まり、1999年12月の寒波、2001年夏季白化の各
被害は軽微であった。左右のクシハダミドリイシの成長
と階層化、窪みの堆積物の変化などに着目されたい。
●1994/10 1995年の枠位置を標準とするので、種分布のコメント
は次年を参照されたい。なお、本年の枠位置は標準より
も40cmほど下がっている。
●1995/07 枠の右半分にはサンゴはほとんど分布しない。左半分
にはハナガサミドリイシ(大型コリンボース状)、イタ
アナサンゴモドキ(黄色、被覆状)、ヘラジカハナヤサ
イサンゴ(太枝状)、トゲスギミドリイシ(枝状)など
が認められ、被度はおおよそ30%である。枠外右下に見
えるのはクシハダミドリイシ。
●1996/01 (1996/07 参照)
●1996/04 (1996/07 参照)
●1996/07 トゲスギミドリイシの成長が顕著。ハナガサミドリイ
シの中央20%ほどが斃死している。被度は40%に上昇。
●1996/10 1994年の枠位置に合わせたため、標準位置よりも下方
にズレている。ハナガサミドリイシの右上にあったトゲ
スギミドリイシは破損し、ほとんど消失している。
●1997/02 1994年の枠位置に合わせたため、標準位置よりも下方
にズレている。
●1998/01 ハナガサミドリイシの右上のトゲスギミドリイシは再
生が進む。枠外左右にあったクシハダミドリイシの成長
と多層構造化が顕著である。被度はおよそ50%に増加。
●1998/07
立体枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
クシハダミドリイシの大きな群体の谷間に地点を設定し
てある。この谷間にはハナガサミドリイシやコユビミド
リイシ、トゲスギミドリイシなどのミドリイシ類が散見
される。
●1999/02
立体枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
サンゴ群集の概況は1999/July/07を参照。
●1999/07
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
昨夏の白化により、画面枠内中央付近のコユビミドリイ
シ群体の大部分が斃死したが、その他のサンゴへの影響は
少なかった。なお、斃死コユビミドリイシと右側のクシハ
ダミドリイシとの間に見られたトゲスギミドリイシは消失
している。
●2000/01
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
昨12月の寒波被害はほとんど認められずない。画面左右の
クシハダミドリイシ間の谷間は、砂の堆積が顕著である。
●2000/08
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
1月と大きな変化は見られないが、クシハダミドリイシは成
長が認められ。
●2001/06
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
昨年と大きな変化は見られない
●2002/10
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
枠内右側にあったクシハダミドリイシの周辺部が消失し、ま
た、左両測のクシハダミドリイシ間の谷間に堆積していた砂
も消失(もしくは砂の上にトゲスギミドリイシ骨格が堆積)
したように見受けられる。
●2003/06 調査直前に襲来した大型台風の波浪により、ミドリイシ類
が破損もしくは消失し、被度は前年の40%から25%に減少す
る。
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