● この位置の概要
水深(満潮観測時の平均水深)2.0m
サンゴ群集動態
全調査期間中、常に被度50%以上を有する、ミドリイシ
類主体の高被度群集地点である。白化や寒波の影響は少な
く、枝状ミドリイシ類(トゲスギミドリイシ)と卓状ミド
リイシ類(クシハダミドリイシ)の成長の速いミドリイシ
類同士の空間をめぐる激しい種間競合が展開される。
●1994/10 枠内右上にコブハマサンゴ群(塊状)、その間にイボハ
ダハナヤサイサンゴ(ピンク色)、中央上やや左よりに死
滅した卓状ミドリイシ、左上にクシハダミドリイシ(卓状)
、中央右に複数のトゲスギミドリイシ(枝状)、中央やや
下よりにコモンキクメイシ(小型、塊状)、左下にクシハ
ダミドリイシ(卓状)、中央下にイタアナサンゴモドキ
(黄色、被覆状)とチリメンハナヤサイサンゴ、左下にコリ
ンボース状ミドリイシ類が認められる。また、枠内には定
着して間もない小型ミドリイシ類が散見される。なお、右
上のコブハマサンゴ群はもともと1つの群体であったと思わ
れる。左上のクシハダミドリイシは群体周縁が角張ってい
ることから、前年に台風波浪の影響を受けた可能性が持た
れる。また、左下コリンボース状ミドリイシ類は群体の6割
ほどが斃死している。枠内の被度はおよそ50%である。
●1995/07 枠位置が30cmほど上方にズレている。クシハダミドリイ
シ(左)やトゲスギミドリイシ(右下)は若干の成長が認
められるが、コリンボース状ミドリイシ類(左下)は群体
のほとんどが斃死している。被度は50%ほどで、前年と比
べ大きな被度変化は見られない。
●1996/01 (1996/10参照)
●1996/04 (1996/10参照)
●1996/07 (1996/10参照)
●1996/10 クシハダミドリイシ(左)やトゲスギミドリイシ(右下)
は成長が認めら、被度は60%ほどに増加。
●1997/02 ミドリイシ類は順調に成長し、被度は70%に増加。
●1998/01 ミドリイシ類は順調に成長し、ミドリイシ類主体の美し
い高被度群落を形成。
●1998/07
(1998/01 参照)
●1999/02
(1999/07 参照)
●1999/07
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
昨夏高水温による被害はミドリイシ類では些少であるが、
枠中央下部のコモンキクメイシとその下(枠外)にあるイ
タアナサンゴモドキで認められ、それらの大部分が斃死し
ている。また、同部にあったチリメンハナヤサイサンゴは
一部を残し消失している(アンカー被害?)。被度はおよ
そ70%。
●2000/01
(2000/08 参照)
●2000/08
ミドリイシ類は順調な成長を見せ、互いに接触して競合
が起きている。特にトゲスギミドリイシ(枝状)とクシハ
ダミドリイシ(卓状)間で激しいせめぎ合いが起きている。
被度は75%に上昇。
●2001/06
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
トゲスギミドリイシの成長が顕著である。枠内左上のハナ
バチミドリイシはクシハダミドリイシに覆われ始めている。
枠内左側のクシハダミドリイシは幾重にも重なった多重構
造をなすが、下側の陰になる部分では光量不足から死部が
目立つ。枠内被度は80%ほどに増加。
●2002/10
1mステン方形枠設置。ニコノス20mmレンズステレオ撮影。
トゲスギミドリイシとクシハダミドリイシの生育が良好で
あるが、枠内左にあったハナバチミドリイシは完全に斃死
している。被度はおよそ85%。
●2003/06 調査直前に襲来した大型台風の影響により、トゲスギミ
ドリイシを中心に被害を受け、被度は70%に低下。枠位置
はかなり上方にズレている。
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