ヘッダーユーティリティメニュー

イベント情報、交通案内、サイトマップ、関連リンク、お問い合わせ・ご意見

グローバルナビゲーション


ホーム > 環境計測研究センター

ここからページ本文です

環境計測研究センター

  • 更新日:2012年8月6日

ポリシーステートメント

環境計測研究センターでは、現在の環境の状態の監視、過去の環境状態の変化や将来の変化の予兆の検出、新たな環境悪化の懸念要因の発見・同定とその評価など、環境問題の解決や予防のニーズに、環境を計測する立場から貢献することを目標としています。私たちは、環境中の様々な量や物質を「測る」と言うことだけでなく、計測データの解析や活用なども含めて、環境を計測することと捉えています。その中で、私たちは、より先端的な計測手法の開発や計測手法の高度化、計測データの信頼性を支える取り組み、様々なニーズに応えるための計測手法の整備や計測能力の向上の取り組みを行っています。同時に、計測データを如何に活用するかと言った観点から、計測手法の応用を意識した取り組みも進めています。

本年度は、先端環境計測研究プログラムとして、多次元分離技術を用いた大気や飛灰試料中のダイオキシン、PCBなどのPOPs類の迅速分析法の開発、同位体元素や特定の揮発性有機化合物をトレーサーに用いた環境監視技術開発、次世代衛星搭載センサー開発として植生ライダー(樹冠高度と植生指数を測定)の検討や衛星搭載予定のハイパースペクトルセンサーによるデータの解析手法開発を推進します。また、環境分析方法の正確さと分析値の信頼性を支える取り組みとして、実際の環境中の試料を用いた環境標準物質の作製と頒布を継続します。更に、計測手法の整備と計測能力の向上の取り組みの一環として、生体応答計測の分野で化学分析と組み合わせた動物行動試験手法やMRIを用いたヒト脳計測手法の開発と高度化にも取り組みます。また、震災関連研究として、震災・原発事故関連地域の各種試料の採取・保存・分析など、これまで培ってきた計測技術を活用した環境監視に取り組んでいる。その他、他の研究センターや研究機関とも連携し、これまで開発を進めてきた手法を活用した、環境問題の解明や解決に向けた取り組みも進めていきたいと考えています。

研究室紹介

環境計測化学研究室

環境分析に関わる精度管理のための計測手法の開発・高精度化に関する研究を行っています。また、環境標準物質などのリファレンスラボ事業を中心となって行っています。

有機計測研究室

有機化合物の網羅的一斉分析手法や微小試料中有機化合物の分析技術など、環境中の有機化合物の計測技術の開発・高度化とその応用に関する研究を行っています。

同位体・無機計測研究室

安定同位体および14Cをはじめとする放射性同位体の分析や無機化合物の微量分析、表面・局所分析、状態分析などの分析手法の開発・高度化に関する研究を行っています。また、各種環境試料の長期保存事業を中心となって行っています。

動態化学研究室

環境中物質の動態解明ならびに環境変動を把握するために必要な計測技術と環境モニタリング手法の開発(指標となる環境トレーサーの開発などを含みます)に関する研究を行っています。

生体応答計測研究室

環境ストレスに対する生体応答の計測技術などの開発、高度化に関する研究を行っています。

遠隔計測研究室

分光計測を含む遠隔計測技術に関わる計測技術並びにデータ解析技術の開発、高度化に関する研究を行っています。

環境情報解析研究室

遠隔計測データや多次元計測データなどの大量の環境計測データから環境に関する情報をより高精度かつ効率的に抽出するための解析手法の開発、高度化に関する研究を行っています。

研究プロジェクト

第3期中期計画(2011〜2015年度)において、センター研究プロジェクトとして、以下の研究プロジェクトならびに事業を進めます。

日本における土壌炭素蓄積機構の定量的解明と温暖化影響の実験的評価

担当:同位体・無機計測研究室

IPCC報告書で用いられている土壌炭素動態モデル(Roth-Cなど)では、日本における土壌炭素動態を十分にシミュレーションできていない。これは、用いられているモデルが、モデルのドライバーデータが、日本の土壌とは大きく異なる土壌の観測値を利用していることに大きく依存しているためである。そのため、日本の土壌に特化した土壌炭素動態モデルの開発が急務とされている。本研究では、黒ボク土を初めとする日本特有の土壌における炭素蓄積機構の解明及び温暖化環境での炭素貯留の持続性を評価するため、放射性炭素同位体をトレーサーに土壌画分毎の炭素量と滞留時間(分解率)のデータ収集を行う。土壌中には分解特性の異なる様々な炭素が混在するため、その分解・蓄積メカニズムの解明は困難であった。特に日本の土壌は、土壌形成において火山灰の影響を受けており、欧米の土壌とは異なる特性を持っており、その分解・蓄積メカニズムについては十分に明らかになっていない。本研究では、物理的・化学的な特性が異なることを利用して土壌有機物を複数の分画に分け、放射性炭素同位体分析を基に各画分の分解速度を定量化することで、炭素蓄積・分解プロセスの解明に向けた基礎データを得る。加えて、土壌培養実験を行い、土壌から放出されるCO2の放射性炭素同位体測定を行い、分解起源と温度特性を算出する。加えて、温暖化と関連した日本の土壌の脆弱性評価に向けた検証可能な実験データを提供するものとなる。

環境標準物質

担当:環境計測化学研究室

1980年に国内初の環境標準物質「Pepperbush」を作製して以来、環境標準物質の開発研究と頒布を知的研究基盤事業として行っています。開発した環境標準物質は測定データの精度管理や分析機器の校正などに利用され、頒布実績は国内の大学や試験研究機関だけでなく海外40カ国を超えています。

環境標準物質ホームページ http://www.nies.go.jp/labo/crm/index.html

問い合わせ先

環境計測研究センターのページに関するご意見などがございましたら、下記までお願いします。
住所 〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2
TEL 029-850-2406(センター長室)
FAX 029-850-2575(センター長室)



フッターユーティリティメニュー